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2008年4月9日水曜日

メメタァ!

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「漫画原作の小説、特にその漫画がジョジョとかになると、色々と設定的に無理があったり、描写が物足りなかったり、セリフ回しが気に入らなかったりすることがあると思うけど、これはそういう心配は必要ないと思うよ。ジョジョか乙一のどっちかが好きだったら十分楽しめる本だ」
と、1時間たっぷりと同期に説得されて、『THE BOOK』を借りることになった。厳密に言うと「貸してやるよ」と言った感じで渡されたのだが…ジョジョ+乙一なのだから僕が読みたいと思っていたらとっくに読んでるw読んでなかったのはそこまで読みたいと思わなかったからだが…まあ通勤時間が長いからすぐ読めるだろう…通勤鞄にハードカバーを入れるのは少しキツイ部分があるがそんなことで文句を言っても仕方ないか。

今日は帰宅途中にLOFTに寄って定期入れを買った。あんまり必要性は感じないんだけどなあ…と思いながら買ったものの、定期券2枚と、社員証(入社するときにいる)、それに社内プリペイドカードとグルメーカードを入れると、それなりになったので結果的に満足だ。胸ポケットに入れたままにするより定期いれにまとめて入れておいたら、スーツを変えたときに楽だもんな。

2007年11月10日土曜日

『生きている証を時代に打ち付けろ 貧弱な魂で悪あがきしながら』

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仮免取れたよーヽ(´ー`)ノ
修了検定のとき、4人中僕は2番目で、1番手の野郎のテクを真後ろで見ていたわけなんだけど、エンスト3回、脱輪1回、直線ではローギアのままだし指示器は出し忘れてるしで彼だけ落ちていました。なんともはや。緊張する気持ちはわかる…ていうか僕もかなり緊張してクラッチを上げる左足が少しギコちなかったぐらい。でも終わったときに何か言われるんじゃないかと思ってたけど、「運転巧いね!路上でもその調子で頑張ってね!」って言われてホッとして嬉しかった。
そんなこんなで来週からは路上教習だ!だだだ


今読んでる途中の『富の未来』って本の中で、著者のアルビン・トフラーがおもしろい喩えを用いていたので、部分的に割愛しながら紹介。アメリカでの、様々な分野での変化の速度を車に例えている。
時速100キロ

時速100キロの高速で突っ走っているのは、アメリカの主要な制度の中で変化がもっとも速いもの、企業である。企業は、社会の他の部分で起こる変化の多くをもたらす原動力になっている。

時速90キロ

企業とあまり変わらないほどの高速で走る車があり、その車に乗っている人たちを見て、驚く人もいるだろう。
変化が二番めに速いのは、全体的にみたときの社会団体だ。社会団体は活気に溢れ、変化を求めることを仕事としている。反企業、親企業の連合、職業団体、スポーツ団体、カトリック協会、仏教寺院、プラスチック製造業協会、反プラスチック活動家団体、新興宗教団体、税金嫌いの団体、鯨愛好家組織などなどである。

時速60キロ

数千年にわたって、世界のほとんどの地域で、多世代の大家族が家族の典型であった。
工業化と都市化が進んでから、家族の規模が核家族化した。工業と都市の条件には核家族のほうが適していたからだ。現在では、家族の形態、離婚の頻度、性、世代間の関係、異性との出会い、子育てなど、家族に関するさまざまな側面が急速に変化している。


時速30キロ

労働組合である。1955年、アメリカの労働組合は雇用者の33%を組織化していた。いまではこれが12.5%に過ぎなくなった。
労働組合には今でも果たすべき役割があるが、生き残るためには新しい道路地図と高速の車が必要である。


時速25キロ

政府の官僚機構と規制機関はさらに動きが遅い。
政府は意思決定が極端に遅く、空港に新たな滑走路を建設する許可を得るまでに10年異常かかり、高速道路の建設が決まるまでに7年以上もかかるのが一般的である。


政府10キロ

だが、官僚機構の車ですら、バックミラーにはさらに遅い車の姿がうつっている。タイヤはパンクし、ラジエーターからは蒸気が噴き出し、後ろからくる車に迷惑をかけている。このポンコツを維持するために年間4千億ドルがかかるなどありうるだろうか?この車に乗っているのは、アメリカの公教育制度である。
アメリカの教育制度は、大量生産用に設計され、工場のように運営され、官僚的に管理され、20世紀初めの経済を完全に反映している。
時速10キロで動く教育制度は、その10倍の速度で変化する企業での仕事をこなせるように、生徒を教育できるのだろうか?


時速5キロ

これには国際連合、国際通貨基金、世界貿易機関や、もっと知名度の低い多数の国際機関があり、国境を越える活動の規則を制定している。
なかには万国郵便連合のように、1世紀を越える歴史のある機関もある。ほぼ75年前、国際連盟の時代に作られた機関もある。残りのほとんどは、世界貿易機関と世界知的所有権機関を除いて、半世紀前、第二次世界大戦のあとに設立されている。


時速3キロ

だが、国際機関よりも変化が遅い制度がある。それは豊かな国の政治構造だ。
いまの政治制度は、知識経済の複雑さと猛烈なペースを扱えるようには設計されていない。


時速1キロ

法律である。法律は生きていると言われる。だが、何とか生きていると言えるに過ぎない。議会が新しい法律を作り、裁判所が既存の法律に新たな解釈を加えることで、法律は毎日のように変化する。だが、変わる部分は法律全体のうち、微小とは言わないまでもごく一部に過ぎない。
もちろん、法律は急激に変化するようであってはならない。ゆっくりとしか変化しないからこそ、社会と経済に必要な程度に予測可能性が確保され、経済と社会の変化が急激すぎるときにはブレーキをかけてくれる。


ここで抜粋した部分は、各車の説明の1割ほどに過ぎないものなんだけど、こうして要点をまとめるだけでも何とも含蓄のある言葉だと思う。



さて、で、昨日の話の続きだが、結局Ubuntuの再インストールをしたw
一晩かけてUbuntu7.10のisoイメージをDLして(サーバーがおかしいぐらい重かった。Bittorrentを使うべきだったかもしれない)、幸いにも残っていたCD-Rに焼き付けてすぐにインストールに取りかかる。

BIOSでCDブートに設定してCDを入れる。1CDLinuxだからすぐに起動した。デスクトップに転がっているインストールボタンを押し、後は質問に答えていくだけでインストールが始まる。

が、インストールを終えたあと、再起動をかけてみると、なんとdiskが見つからないとか言われた!なんでだよ!
Kernelを選ぶ選択肢が黒い画面に出てきたので、書いていたメッセージを参考にしながらいくつかコマンドを打ち込んでもOSは立ち上がらず。

前向きな僕はめげずに、もうHDDはフォーマットしてるんだから失う物など何もない!と言わんばかりにもっかい再インストール。

ダメだった。同じ症状。

クソウ。どうなってやがる。再度インストール。ダメ。再度インストール。行けた!!

なんかよくわからないが、なんとなくマスタブートレコードがおかしくなってたような感じ…。

目出度くUbuntu7.1が立ち上がったので、色々とアップデートやらインストールやら。
FirefoxのExtension関係がもっとも大事なので真っ先に取りかかる。えーっと、GMarksを入れてClipMarksを入れて…テーマは何にしようかな。あ、ちょうどVistaのLook&Feelのテーマがあったからこれにしよう。それに合わせてGNOME Themeも変更だ!
ブックマークは全部GoogleBookmarkにあるので、数年前までみたいにいちいちブックマークを登録しなおす必要がない。楽ちん。
メールも、今までだとアカウントの設定のし直しとかしてたなあ…ていうかOS入れ替えるたびにメッセージがなくなるのはマジで困ってた。今はもうそんな悩みとは無縁だね。無縁仏。

ひとまずブラウザ周りの設定が終わったので…って、これくらいしかすることない罠。
ある程度必要なアプリケーションは元々内蔵されてるからなあ。

あー、とりあえず色々動画が見れるようにだけしておくか…と思ってTotemのpluginを入れようとするが、どうやらサーバーが落ちてるっぽい。
仕方ないなあ。今は様子見。そんな急に必要ってわけでもないしね。

なんか、リアルタイムでギターにエフェクトをかけれるアプリケーションがあったのでインストールしてみるも、サウンドカードとの相性が悪いのか他の原因があるのかよくわからないが、playすることが出来なかった。残念。でも、mixerでマルチトラック録音が出来るアプリケーションがあって、僕のギターをPCに繋いだらすぐに録音することが出来た。なぜかちょっとだけエフェクトもかかってたり。まあ、いつかまた遊んでみよう。

統合開発環境の一つである、Sun microsystemsが提供しているNetBeansIDEってやつが何やらEclipseの対抗馬に充分なりえると言う話がまことしやかに囁かれてきたので、さてどんなもんかと思ってインストールしてみた。

…が、フォントが汚ぇ!なんじゃこりゃ。見にくすぎる。
使う以前の障害にぶち当たったので、まずフォントから直すことにした。
/etc/netbeans5.5/netbeans.conf

に、設定情報を書き込む。
netbeans_default_options="-J-Xms32m -J-Xmx196m -J-XX:PermSize=32m -J-XX:MaxPermSize=96m -J-ea --fontsize 16"

と、--fontsizeの項目を追加することで、メニューのフォントサイズを変えることが出来るのだ!
これとは別に、毎回毎回
netbeans --fontsize 16

と書いて起動する方法もあるんだけど、いちいち面倒くさいしね。
fontfamilyの設定の仕方はどこにも書いてなかった。無理なのかしらん。

ある程度のところで妥協するのはさもありなん。とりあえずは弄ってみよう。
新規プロジェクト…WEBプロジェクト…
なんとTomcatが内蔵されているらしい。Eclipseはpluginとして入れなくちゃいけなかったので、その設定で四苦八苦した時期もあったが、NetBeansはそんな苦労とは無縁のようだ。無縁仏。

デフォルトでjspページが作られて、ボタン一つ押すとブラウザで勝手にプレビューしてくれる。
面倒臭いからここまでしかやってないけど、たぶんJava周りのことだけに関して言えばかなり有用だと思われ。
Eclipseも充分有用だけど、位置づけ的にはサードパーティだしな。本家が作ってるとなるとやっぱり細かいところが違うんだろう。
特に思うのがGUI開発の強み。
EclipseじゃあGUIのデザインはpluginを入れることでしか出来なかったんだけど、NetBeansじゃSWTのデザイナが標準でついてるっぽいから、まるでVSみたいにJavaアプリケーションを構築できる。

たぶん今後はJavaFXも組み込まれていくんだろうけど…どうなんだろうねその辺は。

Tracを早く使いたいんだけどまだやり方がわからない。難しいなあこれ…。

2007年11月3日土曜日

『さらに高いところに駆け上るような、目覚めたネズミになる。長い長い長い旅に出る。いつか目覚めたネズミになる』

2 件のコメント:
部屋を掃除しているときに、もう本が多すぎてそろそろ平積みしないといけないようになってきたと感じてきたので、要らないようになった本を処分することにした。

過去の資格勉強に役立てた書籍たちが殆ど。だいぶお世話になった。専門学校時代は履歴書に全部書けないぐらい多くの資格を取れたことを改めて実感。やっぱ4年間を勉強に充てれたのは良かったのかな。


で、部屋の押入れの一部を改造すべく、100均に行って組み立て式のラックを買ってきて組み立てた。
これで、必要に応じて本をまとめて格納できるようになった。また一定量貯まったらラックを追加しよう。
押入れの中は結構広いので、多くの本を入れることが出来そうだ。


僕の部屋はある程度の広さを確保するために家具類の配置や本やディスクの格納の方法を工夫してはいるんだが、どうにもそれの限界を感じ始めている…将来は書斎みたいなんがないとダメだな僕はwww

2007年9月29日土曜日

ブルースカイはラノベといわれてもおかしくない

2 件のコメント:

ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)
桜庭 一樹
早川書房 (2005/10/07)
売り上げランキング: 54619
おすすめ度の平均: 3.0
2 うーん
3 「少女」という概念
1 だからなんなんだ











僕が桜庭さんを知ったのはこの本が最初になる。ちょうど本屋に足を運んだときに、この本が置かれているのを見て、あまりのシンプルな表紙に惹かれて、それ以来気になっていた。
こないだ、ハードカバーのノンフィクションの本を読み終わって、今度は小説でも読もうと思って手に取ったのがこれ。2年ぶりぐらいの邂逅。
んで、一気に読破したわけだが、こういう村上春樹的な物語は僕は嫌いではない。むしろ好きな部類に入る。
中世・近未来・現世を繋ぐ物語だが、まあ展開としては別段特筆するべきものはないけど、近未来の世界観設定が好み。
男は退化し、女が強化された世界。そこには「少女」と言う概念が存在せず、あるのは「青年」と言う概念のみ。

中世では、子供は子供でいることが許されず、すぐさま大人になることが要求された。家事手伝いその他労働力としてだ。そこには「少女」や「少年」と言った、大人への過程は存在せず、ある日突然大人にならされてしまう。
現世では大人への過程の時間が長くなり、「少女」や「少年」と言った概念が生まれる。大人でも子供でもない中途半端な期間。
近未来では、少女は子供にして既に大人であり、少年は大人にしていまだ子供。少年たちは過去における少女と自分たちを投影し、目の前にいる同年代の大人の女性たちを見て苦悶する。

まあ、結構面白かった。文章も読みやすいからサラッと読める。







電波的な彼女 (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
集英社 (2004/09)
売り上げランキング: 33994
おすすめ度の平均: 4.5
5 一見の価値有り!!
4 イライラするけど面白い。
5 本当の電波的

韓国映画の「猟奇的な彼女」とタイトルが酷似しているため、これが出た当初「またオマージュ小説か」と思っていたんだが、茶汰くんがやけに薦めてくるのでついに購入。一気に読破。これは面白い。
先ず、文章が洗練されてることが一番の魅力。こんな読みやすい文章は他にない。だから頭の中のイメージもすぐに出来上がったし、設定もすごくわかりやすかった。
不良男子であるジュウと、電波少女である雨の奇天烈な物語。
舞台は普通の高校だが、それを取り巻く社会が異常。あらゆる犯罪が跋扈する社会。まるで「時計仕掛けのオレンジ」のようだ。
その犯罪の一つがジュウの身近に起こり、犯人探しをしようとするのだが…というストーリー。こういうのをジュブナイル小説って言うんだっけ?まあこういうタイプのものを読みなれてる人であれば、展開は平凡だと思うだろうけど、卓越した文章力とポリシーの貫かれたキャラ設定、哲学的なセリフ回しなどを楽しむには一品だと僕は判断する。

2007年8月22日水曜日

『意気地なしの犬が旅立つ場面 惜しみもなく愛をくれた人の為に 鎖を切った』

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DDD 2 (講談社BOX) (講談社BOX)
奈須 きのこ
講談社 (2007/08/10)
売り上げランキング: 4
おすすめ度の平均: 4.0
4 奈須さんの作品「らしさ」が出ています
5 言えることは、あらゆる人間に受け入れられる小説は存在し得ないということ。
5 読み応えあり。

うーん、面白い。ラノベとかあんまり読まない僕だから、「ラノベテイスト」と言っても説得力が皆無なんだけど、「ラノベテイスト」でありながら卓越した文章力。出てくる言葉がいちいちかっこいい。展開も熱い。
なんか3巻で終わりそうな感じがしないでもない終わり方だったが…。
前半よりも後半のほうが展開的には面白いが、人間ドラマとしては前半は涙涙で溺死寸前。鋳車親子は悲惨すぎる 。・゚・(ノД`)・゚・。
日守秋星はカナタに勝てるんだろうか?ていうか所在って書いてアリカって読ませるのってかっこいいよな。

あさっての方向。 1 (1) (BLADE COMICS)
山田 J太
マッグガーデン (2005/03/10)
おすすめ度の平均: 4.5
5 切なさと、ひと夏と。
4 アニメと比較
4 不思議な空気

前々から気になっていたのをついカッとなって購入。
思ったとおり、雰囲気が良い。でも、話としてはどうなんだろう。面白くないことはないけど…どちらかといえば古典的ですらある。
まあ、もうちょい読み進めてみようかな。話は気になるし。

2007年7月14日土曜日

悪党・鐚

2 件のコメント:

なんだかんだで面白くなってきている。
最初は、「駄目だこいつ…早くなんとかしないと…」な感じだったのだが、巻を重ねるにつれて旅の終わりが楽しみになってきた。
あ、いや、終わりが楽しみってわけじゃなくてね。
まあ単純にキャラに愛着が沸いてきただけかな…と冷静に分析してみたり。
こなゆき可愛いよこなああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいいい

2007年6月21日木曜日

なんでもいいが、マイクロソフトのことを毎苦労ソフトと揶揄した人のセンスに嫉妬

2 件のコメント:

読了。
佐藤友哉さんの文章は、人によって好き嫌いが激しく分かれると思うけど、僕はこの人の淡々としている文体は結構好きだ。ポール・オースターの影響を濃く受けているなあと思う。
『水没ピアノ』『飛ぶ教室』と並んで、この小説は僕の中では至高の青春群像小説だ。
佐藤友哉さんは、極端な思想的対立を書くのが本当に巧い。極端なのにどちらも悪くもなく正しくもない、全体として中立を保ち、「何もない」を真理とするその書き方にはいつも呑まれる。けど、生々しい描写であったり、直接的な表現を多用するから、読むのに没頭しているときはたまに顔をしかめてしまうこともある。

『飛ぶ教室』では、「努力すれば何だって出来る」という立場と、「努力してなんとかなるのは強者の論理だ」という立場が戦っていたんだけど(これも大変面白かった)、今回は、「普通なんてクソ食らえだ!」と言う主人公の立場と、「普通こそ人生の本質だよ」という周囲からの軋轢との対立。
祖父のような『覇王』になりたいものの、具体的な『覇王』というものがどのようなものか問われてもわからずに日々苦悩しつつも普通を見下すフリーターの主人公の心境は、「自分は特別だ」と言う、モラトリアム期に誰でも思うことだと思う。「自分には何か出来るはずだ」とか「自分は他人とは違う」とか、そういう自己認識や自意識過剰による肯定と否定。
結局いろんな経験を重ねるうちに、「自分も普通の一員」だとか「平凡が一番」とか言う結論に落ち着いて日々をすごすようになるものだと思うし、逆に、自分の特別性を盲信してずっと突っ走ってる人は、大成するか挫折するかのほぼ二択。挫折の後には当たり前のように「普通」が待っていて、それが素晴らしいものだと思うようになる。
大成したのが、この本で言うところの主人公の覇王であり、挫折したのが周囲を取り巻く人と言うわけだ。
この本の面白いところは、初めから「普通が最高!」と思う人がいないところだ。あ、いや、一人だけいるけど。
朝起きてご飯を食べて、仕事に出かけて働いて賃金を得て、帰ってきて晩飯をたらふく食べて風呂に入って寝る。お金が貯まれば小さな車や家を買い、たまの休みには家族とピクニック。
僕はそんな、些細でも普通な生活に大変憧れるし幸せだと思うけどね。

2007年4月6日金曜日

『復讐と言う動機は厄介だからな』

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プロジェクト管理に関しての良書。
そりゃあ僕は実際のプロジェクト管理なんてまだしたことはないけど、規模に関わらず、グループを管理する立場にいた経験はあるものだから、少なからず相似するところはあったから、面白く読めた。
著者はExcel開発チームにいたプログラマであり、現在はとあるソフトウェア会社を設立した。
一般的に言われてる管理者の心構えとは結構逆のことを言ってて新鮮で、それら一つ一つについて合理的な説明をしているものだから、説得力もかなりあった。
…過去30年間の少なくとも2ダースの研究が示しているのは、仕事を完了させたり、仕事を成功させることを、報酬を期待して行う人々というのは、報酬をまったく期待せずに行う人々ほど良いパフォーマンスを示さないということだ
彼の結論は、報酬(あるいは賄賂)は職場では機能しない、ということだ。
(中略)
それは、彼らがご褒美のクッキーがないと仕事が出来ないほど自主性を欠いているのだとほのめかすことであり、侮辱的で人を貶めるものだ。

日本的に言うと、「好きな仕事を探してやれ」ってことなんだろうな。

あと、一つの作業を黙々とこなすのと、複数の作業をマルチタスク的にこなすのが、どちらかが効率的なのかと言うことをわかりやすく説明していたのも面白かった。
人間の頭脳をCPUに準えて話は進んでいたのだが、つまり、一つの作業を黙々とこなす『シーケンシャルタスク』の場合、頭の切り替えが必要ないから、そのことだけを考えて没頭出来る。
他方、複数の処理をこなす『マルチタスク』の場合、頭の切り替えがそのたびに必要なわけだから、それに必要な『切り替え時間』を総合すると、圧倒的にマルチタスクの方が非効率だというのだ。
まあ記号化するとこうなるのだが、実際に即してみると結構わかりやすい。

例えば明日、英語と数学のテストがあるとする。
僕は普段何の勉強もしないアホなので、前日になって教科書の埃を払ってとりあえず開いてみるわけだけど、時間的に考えて同時に勉強したほうが早いと思う。
だから僕は数学の問題が一問終わると、英語の翻訳を1行することにするんだけど、数学の問題に戻ってきたときに、
・次の問題はどこか
・さっきやった問題はどういう問題だったか
・解法はどういう要領だったか
と言うようなことをいちいち思い出さなければならない。
英語に戻ってもそうで、
・次の文はどこか
・今までの文脈はどういう内容だったか
等等、色々ある。
それに、両方に共通することは、それぞれの教科書を閉じたり開いたり、ノートをめくったりする手間が発生するということだ。
とは言え、それは人間時間に換算すると本当に微々たるものだけど(人間の頭は機械より高性能だから)、そういう面倒くさいものは、つまるところ集中力を左右する。やることが多ければ多いほど、それは挫折する確率を等比数列的に上昇させる。

と言うことで、実際問題に置き換えてみても、確かに、とヒザを打てるものではある。

あと、非常に興味深かったのが、ミクロ経済学の、代替財と補完財による需要と供給バランスの説明のくだり。
ほかのすべての条件が同じなら、補完財の値段が下がるとき、その製品への需要は増える。
例えば、マイアミへの航空運賃が下がると、マイアミのホテルの客室の需要は増える──それは、多くの人がマイアミへ行くようになり、客室を必要とするからだ。
コンピュータが安くなれば、より多くの人がそれを買うようになり、それにはオペレーティングシステムが必要なので、オペレーティングシステムに対する需要は増え、それはオペレーティングシステムの値段が上がるかも知れないということを意味する。

これは一部を抜粋したものだが、こういうわかりやすい例を用いて説明してくれるので、頭脳が間抜けな僕でも、ミクロ経済学の先っちょぐらいはわかるようになった。

コアになるのは、如何にしてチームを効率よく動かしていくかと言う、仕事的な意味でのプロジェクトマネージメント論に関する本なのだが、その外堀を埋めるように、数々の逸話がある。それは採用に関する話であったり、企業戦略に関する話であったり、無能な上司とのケンカに関する話であったりする。
こういう系の本では『人月の神話』がバイブルとされているが、あれは書かれた時代が時代だし、完全に経験者向けの本らしいので酷く難解らしいので僕は手をつけにくいのだが。

2007年3月30日金曜日

学園黙示録

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佐藤大輔さん何やってんですかちゃんと『皇国の守護者』の続き書いてくださいよ!って突っ込みはあるにしても、このゾンビ漫画は大変な傑作である。佐藤大輔さんがこんなにゾンビに精通していると知って僕はかなり嬉しい。
んで、何が傑作かって、

・絵が萌えるし綺麗だしよく描きこまれている
・ゾンビの『お約束』をよく理解しているために飽きない
・全世界同時発生

と言う点だ。
まあ、ゾンビ漫画と言う点で、絵はぶっちゃけどうでもいいっちゃどうでもいいのだが、それでも見やすいに越したことはない。
が、やっぱゾンビとかになるとオドロオドロしいシーンとかも満載でないとダメなわけだから、軟弱な萌え絵だと、どうしても表現まで軟弱になってしまう上に、単純に言って合わない。萌え絵と言うのは人を和ませるためだけに特化した絵の形態の一つだからな。
が、この漫画は絵はそこそこ萌える割に、建造物や脇役、ゾンビ特有の表情等が非常に良い。ほえほえした女の子からイカつい男までなんでもござれだ。だから違和感もない。完璧。
武器を使った格闘シーンも巧いし、銃器の扱いについても、やっぱりなぜか精通したやつが一人仲間にいたり(これもお約束だが)してて、無駄がない。演出も過剰でも過小でもない。
ビジュアル表現に関して言えばこんなところだ。

次に、ゾンビの『お約束』だが、まあこれは諸説あるのだが、

①篭城は厳禁
 必ず、守りさえ固めていれば助かると言うやつが出てくるが、それは大きな間違いで、いくらゾンビが進入してこれないように注意を払っていたとしても、生存者の精神が先ず持たない。もちろん、人数や確保した物理的スペース、治安状況にもよるが、まあ大体うまく行かない。
 Ⅰ:人数が10人以上の場合
   これは絶望的だ。篭城しているうちに確実に発狂するやつが出てくるし、それは伝染する。それに、食料等の問題が非常に大きいために、まともな頭を持った人間だと必ずそこに不安を覚え、やはり篭城には反対する姿勢を取るようになる。そうでなくても、内部で派閥が出来ることは必定であり、そうなると秩序立った集団行動すら危うくなる。
 Ⅱ:物理的スペースが狭い場合
   『ドーン・オブ・ザ・デッド』のスーパーマーケットぐらい広かったら問題もないだろうが、まあこの漫画で言うならば、せいぜい大きくて倉庫程度のものであり、普通は一軒家を考える(食料の備蓄が容易だし、外部との連絡も希望がある)。一軒家は一見篭城に向きそうだが、そうではない。持久戦にひどく弱いのだ。と言うのは、抱える食料の量に物理的な問題がある。一切買い物に行かずに1ヶ月以上も過ごせる家が存在するだろうか?
 Ⅲ:治安が悪い場合
   警察等の秩序がまともに機能しておらず、夜盗やゴロつき等が略奪を繰り返しているような絶望的な治安状態の場合、仮にⅡの問題をクリアして半年以上の篭城が可能だとしても、それは失敗する。いくら内部秩序が保たれていてもだ。侵入を警戒すべき相手がゾンビに限らなくなる。ただのゾンビ相手の篭城方法は、生きてる人間からすれば穴だらけで、そんなものは軽々と略奪者によって破壊され、ゾンビと一緒に侵入される羽目になる。また、そういう対略奪者に対抗する方法が縦しんばあったとしても、それはやはりいつまでも続くものではないし、武器・食料の消耗を激しくし、結果として篭城出来る期間を短くしてしまうだけだ。

 以上のような理由から、篭城は確実に成功しない。作者はそのことがわかっており、篭城しても一時的なものに留めている。

②見知らぬ人は助けるな
 同じように逃げてる人を見つけたとき、結託を必ず考える。人数が多くなればなるほどその声は多くなるし、それは人道に適ったもので批難の余地はない。僕も、助けられるべきなら助けるべきだと思う。が、それは女子供老人に限定すべきであって、特に血の気の多い男はあまり引き込まないほうが良い。血の気の多い男は真っ先に秩序を乱す原因であって、特にそれが女連れであった場合、主導権を握ろうと諍いを起こす可能性がある。助けるのであれば、信頼出来る人間に限ることは大前提である。

③戦いは極力避ける
 どんな理由があっても、戦うべきは目の前にいるゾンビだけに限るべきで、必要以上に殺戮はすべきではない。それは弾薬の無駄遣いにしかならないし、それに酔ってしまう可能性もなくはない。最も重要視すべきは、弾薬の残りよりも常に自分たちの体力であり、無駄に疲れて休息を欲するようになると肝心なときに戦えなくもなる。思考力も奪われる。人間は電池を換えれば動くようになるものではない。

④身内にも冷徹であれ
 最も悲劇的で同情以外にはないのがこのパターンで、つまり家族恋人親友等がゾンビになってしまった、あるいは噛まれた場合、どれだけ冷徹になれるかで助かる確率は変わる。もっとも、これは単純に生存する意味について考察する余地があるわけだから、家族や恋人を失ってまで生きる意味などないと考える人にとっては他人事ではない。生き残る意味はなんなのか、と言うことまで考えないとこのパターンには決着はつけれない。しかし、多くのゾンビ映画では、ゾンビになった家族などを撃てずに食われてしまうというパターンは決して少なくない。


と言うような感じで、読んでても、「作者はよくわかってるなあ」と感心するばかりだ。
だから、主人公グループの動きはゾンビ世界で生き残るために最も無駄がない。
このHigh School Of The Deadは、これらの悉くを痛快なほどに網羅している。
だから、この漫画はゾンビ漫画として頭一つ抜けていると思うのだ。

次に、全世界同時発生と言う点だが、これは色んなゾンビ映画で、ゾンビ発生の解釈が違うために、スケールにも違いが出てくる好例だが、このHSOTDは、疑う余地なく全世界同時発生。
例えば、ロメロの世界だと、原因はまったく不明だが、全世界同時発生的に死人が生き返るという設定で、そこには解釈も何もなく、あるのはただ事実だけと言うものだった。もちろん、これは物議を醸した。
その他多くのゾンビ映画で採用されているのは、地域限定的なゾンビであり、例えばそれは軍の開発したB兵器によって生まれたゾンビであったり、例えばそれは魔術で発生したゾンビであったり、例えばそれは病原体も特定されたゾンビであったりする。それらは結果として考えるならば、話を収束させるために必要なものであって、どれだけ原因のわからないゾンビ発生が魅力的で壮大で哲学的であっても、それはすでにロメロがやってる以上、踏襲と言うよりパクリでしかなくなるのだ。
HSOTDはロメロの世界観を踏襲してるために、原因も何もわからず、描かれているのは単純に暴動とサバイバルだ。
もちろん、主人公グループが高校生と言うこともあって、その辺の人間模様も日本的に描かれていて面白い。

2007年3月8日木曜日

ねこにゃんダンス ねーこにゃんダンスー ねこにゃんダンスッ!

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2巻が出たのでP嬢に借りた。これ段々面白くなってきたぜ。最初はなんか業界事情を軽いノリで描いてるなあって感じだったけど、それってバイト女子高生に優しくしてる視点に過ぎなかったのかッ!って感じで、徐々に厳しい側面が露になってきてオモロ。次巻ではデスマーチに参戦したりするんだろうか…。
MATSUDA98さん可愛いよMATSUDA98さん。

+++

昨日うちに姉の飼ってるロシアンブルーが遊びに来たんだが、うちにいるシェルティーをめっさ怖がって猫にゃんパンチ!「ギャイン!」と大袈裟な悲鳴をあげて逃げるシェルティーでした。ミニチュアダックスには興味は示しても警戒はあんまりしてなかったのになあ。やっぱり体格のデカさの問題なのでしょうか。でも猫好きなのにアレルギーな所為で触れない僕ガイル。

2007年3月7日水曜日

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「文章ヘタ」でも「自分たちと同じキモチ」…ケータイ小説、女子中高生に超人気
4 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/03/03(土) 14:37:49 ID:ZsXeAsYO0
>自分たち同じ体験をしている

小説に「共感」を求めてるのか…
共感が人生にいったいどれほどの価値があるというのだ
まったく同意。
小説を読む醍醐味って全然違う切り口からの視点であったり、考えたことないような論理展開、自分とは違った価値観に基づく解釈等を楽しむものだと思う。だから僕って小説を速読することが出来ないんだよ。評論系の新書とかだったら、基礎事実とデータによる分析が大半で、あとはちょっぴり主観があるぐらいだから、読もうと思えば立ち読みで40分ぐらいかけたら読めるってもんなんですけど。

2007年3月6日火曜日

『どんな容易なことにさえ 自らを閉ざして 気付けないこともあるのだ』

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これからの時期、本屋にはズラリと『絶対受かるSPI対策!』だの『面接必勝法!』だのが並べられるのだが、ああいうものが売れる理由が(少なくとも買う人はいるだろう)、僕にはよくわからない。
SPIに関しては概して知識を問うようなものだが、これは普段から新聞読んだり、基礎学力があれば普通に解けるようなものがほとんど。とは言え、まあ例えば理系の人なんかにすればアショカ王がどうのなんてサッパリだし、文系にとってはmol係数なんてサッパリなわけだから、そういう意味じゃ買う理由にはなるんだろうけど、でもだからと言って高校の参考書と同じと見做すべきものでもないと僕は思うわけだ。単にレベルで言えば高等教育で学ぶ内容のほうが確実に上だからだ。SPIなんてむしろ基礎知識を問うものに他ならない。だからSPIの問題集を買って徹夜で俄か勉強してる人ってのは今まで努力してこなかったってことだ。と言うか、『社会人としての基礎学力・知識』を問うためのSPI試験で、学生らしい徹夜俄か勉強をするのって、思考力ないよな、って思う。最低ラインが『身についてるか』どうかを試すものなのに、すぐ忘れてしまうような勉強の仕方をしても後で苦労するだけなのにな。まあ、そういう『努力して切り抜けることが出来る』と言うことが大事なのかも知れないけど。モノは言い様だね。でも学力や知識の本質は継続にあると思うんだけどな。

…ごめんなさい、自分の基礎学力の無さを棚に上げて理想論を話してましたorz
んでまあ、一番悩ましいのが面接必勝法。面接の必勝法なんてのがあったら面接で落ちるのはよっぽどの駄目人間だ。マニュアル化されないのが人格ってもんなのに、それをマニュアル化しようとしてどうするんだと。らしさやアイデンティティってもんがないのか君らはと。面接官に対してある程度自分を飾るのは当たり前だ。だが、そのメッキがマニュアルであるのは僕的にはよろしくない。そのメッキは個々人が持つ愛想や世辞であるべき。面接のときにコミュニケーション能力を見ると言うのが正しい見解であるならば、やはりメッキは薄いほうがいい。言葉を『選んでる』のと『読んでる』のって、見る人が見ればすぐ違いはわかるからね。まあ、元来僕は誰に対しても愛想が良いらしい(だから人付き合いが面倒になるわけだが)ので、そういう意味で言うと「面接なんて普通通りに行けばいいんだよ」なんていう面接のマニュアル化に対する批判ってのは所詮は強者の論理なのかも知れないけれど。あーもう偉そうなことを吐いてる自分に自己嫌悪だ畜生。自己分析・客観分析を行った後に批判が多く出るのは性格の悪い証拠。

2007年2月25日日曜日

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大人の人に言って欲しかった24のこと、だそうで。確かに。
1. 世界は自分を中心にはまわっていない
2. 何をしていいのか分からないといってはいけない
3. 反抗するならほんとうの反抗をしなさい
4. ひとと同じことをしてはいけない
5. 同じところにいてはいけない
6. 今見ているものは見えているとおりではない
7. よいことなんていつまでも続かない
8. とにかく終わらせなさい
9. 自分の得意なこと以外はしてはいけない
10. ゼロからスタートしてはいけない
11. 3年間ぐらいは捨ててしまいなさい
12. 生きていることなんかには意味はない
13. よいことからは逃げまわろう
14. 自分がやっていることをひとに話してはいけない
15. 友だちはいらない
16. 今日はないと思いなさい
17. 出遭いは二度とない
18. マイペースでやってはいけない
19. 一番になってはいけない
20. 上をめざすな
21. 背伸びをしなさい
22. 自分ひとりでできることは何ひとつない
23. 自分のことは考えるな
24. 一番大切なことは想いをお使いに出すこと

2007年2月16日金曜日

邪魅の雫 より

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「世間ってのは何です?」
君と僕だと中善寺は云った。
「は?」
「君でも、僕でもない、君と僕だ。此処には君と僕と関口君とを交えた世間がある。其処では現在、関口作品の批評を巡る話題が流行している。これは関口君が云い出したものだが、僕が受け付けなければ生まれなかったものだし、途中から入ってきた君が拒否すればそこで終わっていたものだ」
「関口さんが生み出したもんではないと」
「そう。僕自身は好んでこんなくだらない話を語りたくはないし、益田君にしてみれば寝耳に水だ。でも、僕等三者の間では現在その話題が続いている訳だな。それは、現在此処だけで語られているものな訳だから、まあ僕等三人が形成する世間でのみ有効な話題なのだ。でもね、どうやら僕等はそれを普遍的な話題として語り合っている。世間で作られたものなのに、世界を語っているような誤解がある。これが流行だ。でも、そんなものはすぐに廃れる。たぶん、後数分で廃れる。それは僕等の関係性を左右するようなものにはなり得ない。」
やっぱり
京極堂の話は
含蓄がある
な