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2007年1月15日月曜日

『人は過誤から決して逃れられない。過てば義務の不履行を糾弾され、名誉にもとると非難される。』

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ポータル各社、「口コミ型」へ変身急ぐ――ミクシィに対抗

大手は大変だなあ。でもmixiが急成長と言うのは僕としては違和感。むしろもう頭打ちの段階に入ってきていると思うんだけどね。
一方向型情報提供から双方向情報提供・双方向交流へとほんの5年ぐらいの間にWEB2.0って言う言葉が台頭するほどの進化を遂げたわけだが、じゃあ次は何なのかって言うと、僕はリアルへの介入じゃないかと思っている。ああ、いや、この言い方には語弊があるな。ネットとリアルの境目を意識させない、と言うところかな。現在はまだまだ厳として『世界』としての違いがある。ネットを、リアルへ繋ぐ道具とするのか、リアルを扱う道具とするのか、はっきりしないことには境目はくっきり残るままだ。
インターネットユーザが、それもネットリテラシーのそこまで高くない人ほどリアルでの付き合いを求めることに貪欲と言うところ(こういうのは何だが、ネットトラブルの大半は不可抗力以上に自己責任で終わることの出来るものが多い。慢心。勘違い。)に付け込む企業は、次に『場』を提供し始める。双方向交流がここまで当たり前となってるのを安々と見逃す手もない。むしろもっと安全な形での交流を提供しようと言うのはある種必然。先ず現状を鑑みると、交流が始まってしまえばそこからは完全にユーザ任せ。オフで会おうが会うまいがユーザの自由。それがメリットになる場合ももちろんあるし、それを悪用したものがあるのもまた事実。じゃあ、そのデメリットが大きいからと言う理由が交流の妨げになっているという面もあると言うならば、そこに安全性を提供しようとする企業が現れても不思議じゃない。『社会貢献』と言う意味合いからしても、例えばとある地域、とある地方、そういう地理レベルでの結びつきを促進することは決して外聞は悪くない。しかし現状ではそれは完全にユーザ任せなので常に危険が付き纏う。『公式オフ』のような形にするしか今は道はない、と言うのもネットユーザ同士のコミュニケートが基本的にネットである以上は、それしかないのだ。…具体案もあるにはあるが、僕の中でまだ熟成されていないので言うに憚る。ぶっちゃけ言うと、出会い系サイトとの違いをはっきりさせないといけないということが問題だ。極言すると、出会い系サイトから非合法性を除去して理論武装すれば、それに勝る普遍的ビジネスなんてねーよなって思う。風俗ってのは現在じゃほとんどの人のモラルに反するけど、あれほど歴史ある必要不可欠な職業も珍しいからな。風俗を完全に取り締まって滅びた国もあったような気がするし。必要悪と言うならあれこそ必要悪だ。まあ別に悪じゃないけど。
話逸れそう。要するに、WEB3.0なんてものがあるとしたら、それこそネットワークとリアルの境界を限りなく薄くするインターフェイスじゃないのかと思う。行っちゃいけない過ちは、現状のビジネスをネットに置き換えれば、それが新ビジネスだと思うことだ。そんなことはもうインターネット黎明期に終わったんだ。
でもあれだな、WEB系エンジニアと言う道を選んだのは間違いではなかったと思える。5年ほど前まで、静的コンテンツ時代のWEBエンジニアと言うのはそれこそHPを作るだけの存在だったけど、今は違う。HPを作る以上に『仕組み』を作ることが出来る。それも、社会現象を巻き起こせるだけの仕組みをだ。これほど想像力を掻き立てられることもない。