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2008年8月31日日曜日

ハイパー賢者タイム時における睡眠欲抑制の困難さと全身を包む虚無感と倦怠感について

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デオキシリボ・ニュークリエイク・アシッド的ミクロな観点において約1億人の大虐殺を行った後に平然としていられるほど人間は図太くは出来ていないのである。いくら自分を正当化してもその事実は変わらないのであり、しかしだからこそ「ふぅ…これでリフレッシュした」などと言う、まるでどこぞのベジータのように「さっきまでのオレと今のオレは違う」と言わんばかりに暴力的な気分転換にすら利用するのである。
虚無感はそれに付随したものであり、日常から犯罪心理学にまで幅広く見られるいわゆる「後悔」と言うものである。何を悔いるのかはよくわからないが、オレンジ☆レンジで言うところの「セイシをかけたまさに決闘(笑)」だろう。
2歩下がって3歩進むのが人類の歴史であり、だからこそ偉人は死してから名を馳せる。進み続けるのが歴史ならば開花させられない才能などないのだ。
それは常に政争と嫉妬の繰り返しである。そして今巷で流行になっている「鈍感力」に始まる「○○力」というやつが普遍的にも核心に存在してきた証拠にもなってきた。
幕末という短い激動の時代に偉人が犇いていたのは、黒船の到来によってハイパー賢者タイムの機会がダントツに増えたおかげで怜悧な思考能力を時代にぶつけることが出来た人が多かったと言えよう。
翻って現代、情報化の波に晒された僕たちゆとらーはハイパー賢者タイムの力をどれほど借りても処理しきれない情報量に常日頃悩まされており、むしろその処理による疲労感と倦怠感が相乗されたことで、余計に効率が悪くなっていると言う有様である。これではいくら怜悧な思考能力を有していようとも、人間一人が出来ることには限りがあるということをまざまざと見せ付けられるだけである。
民族的に曖昧なものを好む僕たち日本人は、0か1かと言ういかにも情報処理的な判断を嫌い厭う。だからこそアルビン・トフラーの言う「第三の波」にいくら揉まれても、世界の先進国の中ではダントツの生産性の低さを誇るのだ。しかし、民族性というのはどうしようもないものだ。はいそうですか、じゃあ明日から0か1の判断をしますと言ってすぐに人格を変えられるようならば、全ての精神科医は今すぐ廃業だ。
ではどうすれば良いか。
先ず問題を分析する。
差し当たっての問題は「先進国なのにどうしてぶっちぎりで生産性が低いのよ!」というものだが、この表層的な原因は「ITに対する産業構造改革の失敗」と言う一言で表すことが出来る。
しかし、この原因を掘り下げていくと非常にComplecatedだ。国民の問題、企業の問題、マスコミの問題、政治家の問題、外交の問題…構造的な問題だけに、掘り下げて議論するのは容易ではないし、試みたところで無益なものになるのは連日報道されている空回りの空論を見てもらえればお分かりだろう。
そして、トップダウンの改革が先ず誰も期待していないことは日本の政治構造を見れば一目瞭然なので、残すところはボトムアップの改革というわけだが、これがまたトップダウンより難しい。なにしろ皆でやっていかなきゃいけないわけだから、いくらまだ少しは国民側に近そうな橋本知事が「マジ大阪維新ッスよ。地方分権勧めまウィッシュ」と煽ったところで、ハイパー賢者タイムと情報処理のダブルパンチで疲労している会社員たちは「そんなことしてる暇ない。忙しい」とワケのわからないことを言い出して終了だ。かくして夢物語は綴られ、出版物が残るだけの結果となる。
だから先ず改造すべき核心はその「そんなことしてる暇ないぐらい忙しい部分」である。最も、逆に、提起された問題であるところの「生産性」が上がれば忙しさは若干或いは飛躍的に軽減されるのだから、これはタマゴとニワトリの問題に相似するものなのだが、現実的に考えると会社員のほうをどうにかするほうが先だと言うことは解る。
北欧諸国が軒並み高い水準で成功していると言うのは別に政策が成功しているわけじゃなくて、単に時代に即した教育が奏功したと言うだけの話であるので、それを見習うならば余計に何とかするのは教育構造の方だということが解る。だけど政府の高官たちは「そんな北欧諸国を見習いましょうよ」とは言えない。個人に任せる部分が多いからだ。トップがボトムアップを期待するのはアリだとは思うが世論は許さないだろう。ゆえに僕たちゆとらーが空気を読んで勉強したりして少しでも地盤から固めて行くような努力をせねばならないんだけど、日本ほどの縦社会になると、年功序列のクセが抜けきらない年配の方々が「若者は黙って10年ぐらいは泥のように(笑)仕事してろ」と言う風になって政治的に撲殺してくるので、若者は持ち前の頭脳の柔らかさだとか時代に即した価値観に基づいた発想をしにくいわけだ。という理屈なわけで、僕たちは自分たちの裁量権の無さに愕然としながら、『秒速5センチメートル』で言うところの「日々弾力を失っていく生活」を余儀なくされるのだから世の中は理不尽なもんだ。

さて、前置き終わり。

今週号(先週号?)?のヤングジャンプのGANTZ読んだ!ぬらりひょん編の採点が遂に始まったね。道頓堀がえらいことになったけど、あの辺の人は商い魂がすごいからあんなになっても翌日から営業すると思う。「マスコミが来るから人もようさん来るわー!」みたいな。
まあ各人の点数は予想通りだけど、パンダが風より高い点数だったのが面白かったwwww僕は個人的にはいつの間にかスーツを着用してしっかり皆についてきてたパンダをひそかに応援してたけど、あんな点数を稼げるほど敵を倒してるとは思わなかった。一体どうなってんだ…。
んで、西君の点数からするとやはり、天狗のトドメをさしたのは西君っぽいな。いいとこ持っていきそうだもんなあ、あの子。西君が100点取ってGANTZの住人じゃなくなると女性読者が激減しそうな悪寒。まあ西君のタイプ的には強い武器を選ぶだろうけど。

ホストさむらいは非常に好きなキャラなので、今後も成り行き上の味方として活躍してもらいたいな。
何故好きなのかというとあの回避率の高さだ。何しても当たらねえwwwwタバコも咥えたままだし、超クール。
そしてなんと言っても、ホストさむらいの繰り出す斬撃は、ほぼ「切った後」だけが描かれているところがカッコイイ。振りかぶり、振り下ろすシーンがまったく描かれないのだ。僕もGANTZに送られたらソードを使いたい。
キルビルはどうでもいい。


昨日は両親が小旅行に行ってしまっていたのでP嬢に飯の世話をしてもろた。大雑把が服を着て歩いているような僕は一人だとジャンク・フードに走ってしまう。
ちょうど昨年も挑戦したハンバーグ。今回は僕は一切料理に手出ししなかった。買出しぐらい。P嬢も2年半ぐらい前にHANDSで一緒に購入したメイドの格好になって形から必殺料理人になりきっていた。当時はニーソを探すのも随分店を探し回ったものだが、今やどこでも見られるようになってけしからん。
昨年のハンバーグはやけにドデカイものが出来てしまっていたんだけど、今回はその反省も踏まえて少し小さめのハンバーグを2つ。表面はコンガリ焼けていたし、中にも火が通っていたんだけど、何故か妙に柔らかかったwだけど美味しかった。タマネギのみじん切りをボールに入れたものにバターを少し加えてレンジでチンするのって最高の味付けだとおもた。



よつばと! 8 (8) (電撃コミックス)
あずま きよひこ
アスキー・メディアワークス
おすすめ度の平均: 5.0
5 とーちゃーーん!
5 気がつくと本棚にない
5 しあわせな気持ちになれるマンガ
5 「よつば」という目線で繊細に描かれた日常。
5 こどもとおとな

P嬢が購入したので読ませてもろた。今回も雰囲気が神漫画。
化粧してるみうら可愛いよ化粧みうら
恵那様>>>>みうらたん>>>>しまうーちゃん>>ジャンボ殿>(越えられない壁)>>>あさぎ>>やんだ>>風香>>以下同順

変身 (講談社文庫)
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東野 圭吾
講談社
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2 東野圭吾にしては凡作
5 切なかった
4 初めて読んだ東野作品(ネタバレあり)
5 初めての感覚
4 ぞくぞくしました


スピッツの歌詞で言うところの
美人じゃない 魔法もない 馬鹿な君が好きさ
途中から変わっても 全て許してやろう
『脳』の部分移植によって徐々に人格や意識が変化していく様を描ききった名作。
元の人格が失われることを恐れながらも、「こんなことは今までの自分ならありえなかった」程度にしか認識できないために止められない。
自分の記憶すら他人の経験を聞いているだけのような感覚になり、実感がなくなる。鏡を見ても自分のことを認識出来なくなる。
切ないのはやはり主人公との恋人とのことであり、その恋人が綴る手記がまた良い。雰囲気も趣味も趣向も、そして描く絵すら変わっていくのを見ていくのはとても辛い様だ。
しかし彼の変身を止めることは出来ない。自我崩壊に陥る前に主人公はある決断をし、非常に切ないラストを迎える。

鳥肌が立つようなセリフや展開と言うのは小説を読んでいると時々あるが、グッとくるのはそうそうない。
最後の展開でグッときたが、久しぶりの感覚だった。展開としてはまあこのテの内容にはありきたりなものなんだが、何故かグッとくるのは淡白ながら感情移入の容易な文体のおかげだろう。