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2010年6月6日日曜日

プロテクタブルガジェット

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DEAD SPACEはチャプター8まで進んだ。
チャプター3ぐらいまではもう恐怖感満載で、心臓から口が飛び出すのか口から心臓が飛び出すのかの判断が出来なくなるほどだったが、今やもうずいぶん慣れてきた。無重力空間の移動はやりすぎると酔いそうになることがわかった…。

突然背後から迫り来る敵も、斬りつけられてから気付いたとしても冷静に対処することができるようになりました。
挟み撃ちになった時にも、ゆっくりとコーヒーを啜りながら、一方の敵にステイシスをかけて動作を鈍くし、その間にプラズマ・カッターで両腕を攻撃します。その後優雅に振り向いて、もう一方の敵を正々堂々とぶっ転がします。
どんな敵でも大抵は弱点があるので、そこを冷静に狙えばほとんどのことは対処できる。

しかし、wikiとか見るに、このゲームの敵のAIは強烈だな。一度主人公を見つけたら、死ぬまで追いかけてくるようにプログラムされてるとか・・・。
あと、細かいところまで凝っているなあと思う。
一例を上げると、宇宙空間に出たとき、ライフルを撃とうが何をしようが、音がでない。当たり前だが、音が伝わる空気がないからだ。
同様に、宇宙船内でなら問題なく撃てる火炎放射器も、宇宙では撃てない。空気がないから。
だから、ウェスカーみたいな邪悪な博士によって船内に穴を開けられて僕がいた場所が宇宙空間の一部になったときに、前方から進んでくる弱っちいネクロモーフが大量に出てきたとき、とんでもなく汚物を消毒したい衝動に駆られて意気揚々と火炎放射器を構えたものの、何も発射されなくてそのまま殺されてしまったと言うこともあった。

まあ、百聞は一見にしかず。
ニコ動に上がっているプレイ動画を貼っておくので、見たい人はクリックをどうぞ。
コメントが流れるから「なんだ怖くないじゃん」と思うけど、見るのとやるのは違うのですよ。

リベラルツイスト線条痕

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「宇宙賃貸サルガッ荘」は、POPなSFコメディであり、かつ割と重厚な物語背景と設定を持つ良漫画だということが3巻まで読んで判明した。TAGROさんはいい仕事をなさる。メウ可愛いよメウ。
サルガッ荘の住人のキャラや、世界観などがわかってきたあたりから、子供の時に「忍たま乱太郎」を見た時に感じた感慨が僕の中に芽生えてきた。

特筆すべきは3巻での、スイの過去。その中で登場する「堕天使鳥」と言う鳥の逸話が秀逸。
堕天使鳥は大型の鳥で、足がない。大昔には足があったが、地上には天敵が多く、常に空を飛び続けると言う進化を選び、足がなくなった。
だから、堕天使鳥が卵を産む時は、海の上のずっと高いところから卵を産み落とし、ヒナは海面に激突する前に卵を割って自分で飛び立たないと海に激突して死んでしまう。
無事に自分で孵化することができたヒナの入っていた卵は上空の風に乗って、時々陸地に落ちてくる。それをスイの星では、幸運の証として重宝する。
その「堕天使鳥」の逸話を聞いて、スイはこう思う。
「どっちが良かったんだろう?天敵に怯える地上の生活と、足を失くしてまで飛び続ける空の生活と…」

僕は一回読んでこのエピソードがすごく気に入った。
TAGROさんの漫画は、一話単位で見たとき、ストーリーが教条的なものであればたいてい最後はコメディタッチで終わらせ、逆にストーリーが全体的におちゃらけているときは、最後にしんみりと締めることが多いように思う。
そのコントラストがまた物語全体に深みをもたせる働きをしていて、良いんだ。

宇宙賃貸サルガッ荘(1) (KCデラックス)
TAGRO
講談社
おすすめ度の平均: 4.5
4 SFドタバタ四畳半コメディ
5 素晴らしく可愛らしい絵だが物語背景は結構重い
4 もったいない・・・
5 SF風味ギャグ・ラブコメ?