で昼の13時半から17時までガッツリサッカー。前回のフットサルの小さなコートとは違ってコートがめちゃデカイので走り回ってはヤバイ。ここは先輩の立てた作戦に従って自分のポジションからは極力はみ出さないように…てな感じでやってたらなんとか足も攣ったりせず無事にやれた。バテバテだったけれどね。
なにしろ暑すぎるもんだからハーフタイムのたびにペットボトルのスポーツドリンク1本を飲み干すような始末。まあでも膨大な汗をかくし水分補給しないとマジ熱中症とか脱水症状になるから。
運動は良いものだ、うん。てか超デスクワークだから定期的にでも運動しないと『永遠に美しく』の序盤のゴールディ・ホーンみたいになってしまう。
仕事しててわかったこと。
オブジェクト指向を極端なまでに取り入れたコードは大規模開発に向いているが可読性は非常に悪い。
クラス図とかがないと構造がわからねえよw implementsしまくりinheritsしまくりじゃあ、一体何がどうなってるのかよくわからなくなってくる。
ワンソリューションに複数のプロジェクトが混在する中で、共通部分を見出して抽象化し、それをコード化して開発スピードを上げるってのはよくわかるんだけど、んでそれを実践するってのは素晴らしいことなんだと思うけど、仕様書がないと解読に時間がかかる…w
東野 圭吾
文藝春秋
売り上げランキング: 2064
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おすすめ度の平均: 






これはかなり心に残った作品。ここ1年で読んだあらゆる本の中でダントツで面白かった。
『ONE~輝く季節へ~』を初めてプレイしたときのような感慨を得た。
夫と妻と娘の奇妙な生活を描いた作品だが、とにかく圧巻。
高校時代から東野圭吾を読み耽っていた戯言遣いはこう言う。
「これは誰に勧めても先ずヒットしなかったことがなかった作品だ。あと、映画化もされているが、あれはこの名作を侮辱するだけの代物に成り下がっているから見ないことをオススメする」
広末涼子主演の映画だと言うことで、僕が読んだ文庫にも広末涼子があとがきを書いていたが、文頭で「最後になって、何が秘密なのかわかって驚きました!」とかそんな小学生の読書感想文めいた文章があり、どう見ても映画の宣伝の一環として書いてるのが丸わかりだったから僕は全部すっ飛ばす判断をした。
何が秘密だったとか、そんなことは正直この小説では核心ではない。それは登場人物たちの結論でしかない。
僕が思うに、この小説の核心はその結論に至るまでの再現不可能なジレンマだ。
ネタバレにはならないだろうと思うので書くが、娘としてやり直そうとする妻と、娘であろうとする妻を守ろうとする夫のジレンマ。葛藤。
肉体は娘なのに精神は妻。それなんてエロゲ?否、エロゲじゃ妻や娘は出ません。いやそんな話じゃない。
まあ概要的には『転校生』のような入れ替わり系の物語なのだが、その関係性から紡がれるジレンマはほんと半端ない。そんな小説。
結末に関しては、綺麗すぎる終わり方。最後の最後で全部ひっくり返すんだけど、爽快感しか残らない。ラスト15Pぐらいは、僕が体験した中でも屈指の秀逸さだった。
2ちゃんねるのなんかのスレで、この小説を読み終わったとき3日ぐらい空虚な気持ちになったって言う書き込みがあったけど、その気持ちは非常にわかる。
僕はこの400Pぐらいの本を2日間の通勤時間で読んだのだけれど、2日目とか微妙に落ち込んだ気分のまま仕事してた。ていうかそれ以前に一心不乱に読み耽ってたもんだからうっかり電車を乗り過ごすところだった。読み終わった夜とか、余韻で何もやる気なくなったぐらいだし。
読む人が読めば、この本は結構なインパクトを持つと思う。是非是非一読あれ。
かくして、今になって東野圭吾を初めて読んだ僕に、時代遅れの感銘が到来した。