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2011年1月9日日曜日

Vocaloid厳選曲まとめ 2

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Vocaloid厳選曲まとめ
のページに、以下の曲を追加致しましたので御静聴ください。各人のミク曲強化の一助に役立つことを期待します。

不協和音部門

右肩の蝶

ペロ…これは防虫剤!部門

パラジクロロベンゼン

脅威の中毒性部門

アンチクロロベンゼン

逆二乗の法則部門

1/6

メロドラマ部門

Just be friends

滅びの美学部門

タイムリミット

次世代卒業ソング部門

桜の季節

マリンスノー部門

深海少女

学園祭向けロック部門

カタパルトネーション

『つまり子供ダマシだけれど 意味が少しでも伝わればいい』

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この画像は面白い。『良いコードを書くためのフローチャート』と題されたものだが、良いコードを書く方法は存在しないことを面白おかしく示している。まるで僕が今勉強している「計算機科学入門」の「計算可能性」のようだね。良いコードは書けるか?答えはNOだ。


僕は現在、プログラマとして糧を得ているが、他の職業の人が思っている以上に、プログラミングと言うのはつくづくクリエイティブな仕事だと思っている。
上の画像のフローはジョークでも何でもなく(笑えるのは確かだが)、真実そのものだ。まあ、ここで言う良いコードって言うのは、仕様変更があっても使い続けることが出来るコードのことを指しているようだけれどね。

とにかく、良いコードを書く一般的な方法は存在しない。良い絵を描くセオリーや良い音楽を作る方法がないのと同じようにね。絵や音楽の良し悪しはそれを鑑賞する人のセンスに依存するが、コードの良し悪しは要求に依存する。いずれも時間が経てば変化するものだから、確定的なものはありえない。

ここから少し話がずれる。
研究分野で行われる新しいコンピュータ科学は別にすると、企業活動における大抵のプログラミングはとある会社の一プロジェクトとして位置づけられていることが殆どだろう。企業活動の一環としてある以上、予算と納期の縛りは不可避。そして上記の図の最初の分岐にあるように、時間をかけれるのかかけれないのか、と言った納期の問題が品質を左右する。

一般的に、予算と納期の兼ね合いでスタートとエンドのスケジュールが決められる「プロジェクト」と言う単位で仕事を行う限り、QCD(Quality,Cost,Delivery)のうち一つは捨てなくてはならないことはよく知られている。品質と予算を守るのであれば納期は犠牲にせざるを得ないし、予算と納期を守るのであれば品質は犠牲にしなければならない。
そして、現実社会で行われているプロジェクトと言うのは、大抵が予算と納期を厳守する傾向にある。
理由は簡単で、会社の予算をもって行う以上は、プロジェクトの成功=黒字・プロジェクトの失敗=赤字と単純に数字で始末されてしまうからだ。納期をオーバーすれば当然従業員の人件費は当初予定より膨らむ。顧客からの信用も失われる。それならば、まだ目に見えない品質を犠牲にするというのが合理的な判断だと言うのは一理ある。

ただ、品質を犠牲に出来ない分野もまた存在する。例えば人命に関わるものだ。この場合、品質は捨てれないから、予算と納期のいずれかを選択する必要がある。予算を選んだ場合、納期が犠牲になるが、それが顕在化したとき、例えば商品の販売延期であったり、サービスの開始遅延などが発生する。何かが延期する裏には、こういうことが潜んでいる。つまり、ビジネス上、品質と予算を疎かに出来ないわけだ。

ここでエロゲを考えよう。エロゲなんかは延期が日常茶飯事なわけだが(今はそうでもないのかな?)、エロゲの延期なんかは会社にとっては損害軽微なものだと思う。開発コストそのものが安い(人件費以外あんまりかからない)上、予算を達成できるかどうかは発売後の売り上げに関係してくるから、品質の悪いバグだらけのクソゲをリリースするよりは、しっかりとデバッグして細かい誤植も直してシナリオも加筆された質の良いエロゲのほうが圧倒的に利益に貢献するし話題にもなる。だから、ことゲームにおいては延期というのは非常に前向きな選択だと僕は考えている。延期することで失う信用も、ゲームというコンテンツの性質上あまりない。そのゲームを陳列するソフマップなんかは見込んでいた商品が売れなくなることで大変だと思うけどね。それよりは、前評判の良いゲームが発売されると言う事実が最も大事なのであって、信用を失うかどうかはゲームの出来にかかっていると言っても過言ではない。

そう考えていくと、会社にとっての「信用」と言うのは、そのビジネスモデルによって大きく意味合いが異なることに気付く。
ある会社はこういうだろう。「弊社にとっての信用とは、約束した期日でお客様に商品をお届けすることで成り立つものです。」。
別の会社はこういうだろう。「弊社にとっての信用とは、商品が極めて限られた状況でも安全に使うことが出来ることで成り立つものです。危険があれば商品は世に出しません。」。
前者は納期優先で考え、後者は品質優先で考える。企業活動である以上予算厳守が外せないのであれば、上記のように納期か品質か、と言う二択になるのだろう。
そういう視点で考えてみると、物事の多面性がよくわかるねえ。

BGM: