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2008年6月22日日曜日

イエス ア ノート ネセサリー

一ヶ月に一回、給料が入って最初の金曜日は同期たちとどこかに飲みに行くと言うことがなんだか定例化されている気がする。
来月は何でもビアガーデンに行こうと言うことらしいが…みんなそんなにビール飲まないだろ…w
同期との飲み会は金曜日にあるから問題ないんだが、7月の週末は色々予定が入っていてどうにも忙しい。調整に頭を悩ませるほどに。
やっぱり社会人になると自由時間が週末しかなくなるから、予定が集中するなあ…。手帳にゃ既に9月ぐらいまで予定あるぜ。

まあでも今月は普通な週末。昨日、土曜日はP嬢と車で20分ぐらいのところに出来た大型のショッピングセンターに行って来た。アリオ鳳。非常に大きいね、あそこは。気がついたら3時間も経ってた。そんなに店で長居してたわけじゃないんだけどなあ。
A・ニガー
そしてゲーセンでA・ニガーをゲット!
A・オリゼーもゲットしたが、それはP嬢んちに置いてきた。
2つ取るのに1200円を投入したってところだからそれなりの収穫と言えよう。
これを取っている最中、通りすがりのJK達がキャイキャイ言ってて集中出来なかった。おかげでたぶん400円ぐらい損した…。
JK「あれ知ってる!確か乳酸菌とか言うやつだよ!カワイー!あ、取れてるし!」
うるせー!乳酸菌(L・ラクチス)じゃねえ!これは麹黴だ!
まあでも、P嬢と話していたんだが、あんな一般人っぽいJKがもやしもんを知っているということがそもそも驚きだ、と。なるほどそれは確かにその通りかも知れない。
てか最近もやしもんのグッズ多くなってる気がするなあ。
んでから駐車券の無料時間のこともあり、ショッピング・センター内にあるスタバでダークモカ・フラペチーノとコーヒーゼリー・フラペチーノ(なんか知らんがここにはあった)を飲んで帰宅。コーヒーが苦くて飲めないP嬢でも、スタバのフラペチーノは甘くて飲みやすいので安心。いつかカフェインに依存することを信じてる(マテ
あ、あと、やっぱりエアーマンは倒せなかった。
そして日曜日である今日はEと大阪の端っこのほうでテニスをする予定だったのだが生憎の雨天。こりゃ中止だな。折角ラケット買ったのに。しょんぼり。
しかし、この悔しさを引きこもることで解消するなんて発想は僕らにはない……ちょっとボーリング18Gやってくる。

行く前に今週読んだ本の書評でも。
好き好き大好き超愛してる。 (講談社ノベルス)
舞城 王太郎
講談社
売り上げランキング: 61559
おすすめ度の平均: 4.5
5 舞城世界炸裂
4 関係のメタ化を突き抜けて
4 愛することとは?
5 伝えられなかった愛と、残されたたくさんの愛
5 芥川賞とって欲しかった……


とんでもない言葉の奔流だった。
想像しか許されない言葉の暴力でもあり、想像すら許されない言葉の濁流。
恋人の死を描いたので僕がまず連想したのはセカチューだが、残念ながら僕はセカチューを読んでいないので比較は出来ない。
ただ、こんな極端で想像でしかありえず、かついびつな形で愛を謡うのは舞城王太郎ぐらいのもんだろうと思う。まあ、だからこそ浮き彫りになってるもんがあってまばたきすら忘れるぐらい読みふけったけど。
一番印象に残ったのは、『夢の修理屋』の話。夢の中でしか現れない女の子に恋をして、自分のその慕情に気付くと同時に、それが夢であることにも気付く。なんともロマンチックじゃあないか。乙一的だね。
後半に収録されてる『ドリルホールインマイブレイン』はシュールの一言に尽きる。やれるものなら是非映画化を所望したい。
最初はあまりのシュールさに想像力さえついていかなったけど、途中からシュールでありながら一つの脈絡と統制のある狂った世界観が見えた。
関係なさそうである話だけど、講談社の本に挟まってる栞に書いてる歴代メフィスト賞受賞者の一覧。
京極さんの名前が載っていない。
メフィスト賞が出来て初めての受賞は有名な『すべてがFになる』だけど、メフィスト賞の創設のきっかけになった、いわば第0回メフィスト賞受賞作である京極さんの『うぶめの夏』を載せて欲しいんだけどね…

スクールアタック・シンドローム (新潮文庫 ま 29-3)
舞城 王太郎
新潮社
売り上げランキング: 18530
おすすめ度の平均: 4.5
4 やっぱり舞城は良い。
4 面白いけど…
5 舞城ワールド全快
5 天才や〜


とてもバイオレンスな一冊。その分読み応えはあった。
舞城節が炸裂しっぱなしなので展開についていけないとか言うんじゃなくて展開についていかされる。
一言で言うと暴力の伝播を描いた作品だけに、上にある『好き好き大好き超愛してる』みたいな概念的な講釈とかはそんなになかったけど面白かった。
スクールアタック・シンドロームはサッと読めるタイプの小説なのだけれど、書き下ろしで後半に収録されてる『ソマリア・サッチ・ア・スウィートハート』はあらゆる意味で問題作だと思う。色んなタブーを含んでるんで。
『ソマリア・サッチ・ア・スウィートハート』を読んでいて、僕の中で、桜庭一樹さんの『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』とイメージがかなりかぶった。細部にこそ差はあれど、世界観は結構似てると思う。もちろん、舞城の方が圧倒的に暴力的で想像的だけれど。要するに、舞城小説は極端なわけだ、うん。

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