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2010年12月23日木曜日

KOTOKOのSuppuration-core-のかっこよさは異常

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KOTOKOは歌を歌い分けるのがとにかく上手い。バラードから電波まで。7色の声を持つ歌姫、とはよく言ったもんだぜ。そして曲に合わせた作詞センスが非常に高い。タイトルにもあるけど、Suppuration-core-は今一番僕の中でホットな曲だ。神無月の巫女の時代の曲だから古いんだけどね。曲調はトランスっぽいが、それでいてダークな感じがたまらん。高瀬一矢作曲のダーク曲をKOTOKOに歌わせた時に安定性は異常だ。ハズレ曲を今まで聞いたことがない。

僕が会社の飲み会に純粋な参加者として参加していたのは新入社員だったときだけで、入社して9ヶ月ほどで社内行事関連の係に任命されたので、それ依頼は飲み会には常に幹事として出席しているので、そろそろ飽きてきたし、飲み会の時にちゃんとご飯を食べたい。幹事たるもの、飲み会を恙無く運ぶために当日も色々と気を回さねばならないのだ。
かれこれ2年もそんな役回りで動いてきたから、4~50人を一斉に動かしたりすることにも慣れてきたと言うメリットもあったけれど、兎にも角にもそろそろ世代交代の時期だと思う。
係は現在、責任者である僕を含めて5人いて、他4人はこういったことをあまり経験してきていない人なので、彼らに対して事前調整や当日の進行等のイロハを教え込んで、僕は来年からOBとして生暖かい目で見守っていきたいと画策中。
最も、そういう係を任命するのは上長なので、僕がとやかく言えることではないのだが、この大きな庶務があるおかげで、僕が専念しなければいけない仕事が捗っていないと言うのもまた事実だ。そしてその仕事は、開始してから約2年ほどにもなる大きなプロジェクトで、2年後のプロジェクト完了に向けて今からますます忙しくなっていく様相を呈しているわけで。願わくば、来年はそういった社内の面倒くさいことには関わりたくないなあと思う…。

2010年12月19日日曜日

すーぱーそに子ェ・・・

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すーぱーそに子は確かにエロ可愛い。
でも、本文はすーぱーそに子とは違う内容なので悪しからず。すーぱーそに子ファンの人はごめんなさい。

2年近く前から、科学史系の読み物にハマっている僕だが、今はコレを読んでいる。

そして世界に不確定性がもたらされた―ハイゼンベルクの物理学革命
デイヴィッド リンドリー
早川書房
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量子力学の基礎である不確定性原理にまつわる、ヴェルナー・ハイゼンベルクに焦点を当てた本書。
やっぱり、心躍る科学史の年代は1850年~1940年ぐらいで、戦国時代ぐらいの群雄割拠っぷりを誇っている。
ニュートン無双だった17世紀以降、新たな科学を創世した、ジェームズ・クラーク・マクスウェルとルートヴィヒ・ボルツマンに端を発して電磁気学と熱力学が大成した。
その後アインシュタインが相対性理論を発表したことでニュートンは墓場へ葬られ、ニールス・ボーアや、本書のハイゼンベルクによって量子力学が台頭し、それ以来現在も科学の最先端としてある。

今の科学系読み物のほとんどは、量子力学の話で終了する。量子力学が発生してから70年ぐらい経つが、今でもその『解釈の仕方』はよくわかっていない。
何故そうなるのか、は全くわかっていないが、とにかく現実世界に応用出来るから、ありとあらゆる発明がされているのが現在の状況。量子を扱う分野については、多大な成功を収めているにも関わらずその原理が不可解なため、『問題待ちの解答』と言う風にも言われている。

ホームラン級の文系の僕でも、数式はまったくわからないが、その量子力学の概念に魅了されてやまないほどだ。
どこにそんな魅力があるかというと、とにかく直感に反していて、今まで学校などで習ってきた所謂『常識』が悉く覆されているところにある。

僕らは子供の頃から、物事には必ず因果関係があると教わってきた。何かが発生するためには、その原因となる何かがないといけない。エネルギーは常に保存されるので、突如何かが発生することなどありえない、と。
が、量子力学では違う。物事の因果関係は破壊され、何一つ決定的なものはありえず、現象は確率的・統計的にしかわからない。突如何かが発生することもありえるし、現実世界では考えられないことがいくらでも起こる。観測することでしか物事を知りえないのに、その観測自体が観測対象に影響すると言う事実。人間は絶対零度を理論によって考案することはできるが、絶対零度を計測することは不可能。絶対零度状態の物質を計測するためには、1K以上の熱が必ず必要だからだ。これが、絶対零度が理論上の産物である理由であり、観測自体が観測対象に影響すると言うことである。

僕らが受けてきた教養において、位置と速度がわかればその物体の未来や過去がわかるが、これは古典物理学の法則だ。アインシュタインが切り開いた現代物理学では、未来や過去と言った時間や空間は相対的なものなので、位置や速度が巨大になると古典物理学の法則には収まらなくなる。
そしてハイゼンベルクが齎した『不確定性原理』は、そもそも位置と速度を同時に知ることなんて出来ない、という恐ろしい原理だ。位置が特定されればされるほど速度は曖昧になり、速度を特定すればするほど、位置が曖昧になる。これはこの額面通りの平易な解釈では許されないということが僕は最近になってようやくわかってきた。が、うまく説明できないのでここでは端折る。
面白いのは、ハイゼンベルクがこの原理に到達した時、位置を元に計算したとある電子の軌道と、速度を元に計算したとある電子の軌道とで結果が全く異なっていた、と言うところだ。確定された同一の軌道ならば、位置を元に計算しようが速度を元に計算しようが、同じ結果が出るはずだが、そうはならなかった。
この結果は、3×4と4×3がイコールにならない『行列力学』と繋がるものがあり、その『行列力学』が弾き出す結果は『確率』だということが前から知られていて、さらに、ハイゼンベルクとは別に、エルヴィン・シュレディンガーと言う有名な物理学者が、電子の物理的な位置は確率的にしか知ることが出来ないと言う波動関数を提唱することで、量子力学は完全に『不確定の世界』だということが証明された。

僕みたいな脳内デッドライジングな男だと、こういう小難しい話は浅くしか理解出来ないのだけれども、少なくとも僕にはこういう話は仕入れておく必要性があるように思える。
そもそも僕が量子力学を知ったのは、科学系の読み物を読むようになったからではなくて、『量子コンピュータ』が未来のコンピュータとなるだろう、と雑誌で読んだからに過ぎない。だから、コンピュータを専門として仕事をする僕にとって、『量子コンピュータ』は避けては通れないものだ。
最も、『量子コンピュータ』が生きているうちに実用化されるかどうか、と言うのは賭けだが、僕は実用化される方に賭けたい。オール・インでね。

2010年12月12日日曜日

ヲタクの英才教育

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友人Eの家に飯を喰いに行くために自宅をでたとき、甥とその友達7人がうちのガレージでモンハンをして遊んでいた。
その子たちの自転車が、僕の自転車を囲む形になっていて僕の自転車をガレージから出せなかったため、「僕たち、遊んでるところ悪いけどちょっといいかな、自転車を出したいから、手前に置いてある自転車を少し外へ移動させてもらえるかな?」と言ったら、「すいませんわかりましたー」としっかりとした返事を返してきて、「よっしゃ皆で移動させろーーーーまずは○○からのだーー」と元気よくやっていたので微笑ましかった。その時に甥が、「どこ行くん?図書館?」と聞いてきたので、「いや、友達の家に遊びに行ってくるよ」と答えたら、他の子たちが「いってらっしゃいませ!」と声を揃えて言ってきたので笑いそうになった。「ご主人様」と言う言葉が最後についてたら完璧だったな…その場合は甥を小一時間問い詰める必要が生じるけど。

2010年12月1日水曜日

アステロイドブルース

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明日、NASAが地球外生命体についての会見を開くわけだが、僕もちょうどこないだNASAの中の人が書いた『生命と非生命の間』を読み終えたばかりだし、ひとつ記事を認めるとしよう。
こないだなんて、NASAが火星への片道切符を買ってくれる人を募集していたぐらいだし、きっと何かあるに違いない!!

僕ら人類は当然ながら、地球の生命体しか知らない。地球上の生命体は全てDNA生命なので、僕らが生命体というとき、言外にDNAの存在を前提としている。
が、宇宙人を含めるために、生命体の定義を「代謝して、繁殖する」としたとき、必ずしもDNAが基底になくても良い結論に至る。

どういう生命があるのか?一部のウィルスに見られる、DNAを持たない「RNA生命」は実際にいるし、SFでお馴染み「珪素生命」もいるかもしれない。
どういう形態を取るにせよ、生命として必要不可欠にして最大の難問は、細胞の形成なんだそうだ。
RNAは化学的に、自然発生する確率がなくはないが、分子が恐ろしく不安定なので、発生した瞬間核膜に閉じ込めておく必要がある。
DNAは化学的に安定しているらしいが、あの例の二重螺旋の塩基が自然に出来るのは、ハリケーンが家屋をばらばらに張り裂いたらボーイング787が出来てましたってよりもっと低い確率で、簡単に言うとありえないらしい。

地球でありふれた生命はまさに奇跡だが、その奇跡が他の惑星でも起こった可能性が高い、というのは各種の惑星探査機が挙げたの驚くべき成果だ。(論理的に考えると、無数にある星の中で地球だけが生命を持つ星なわけがないのだけれど)
生命がいる、またはいたとされる惑星は、太陽系内じゃあ金星・火星ぐらいで、あとは土星の衛生タイタンと、木星の衛星エウロパと考えられている。ほかはほぼ全滅。アステロイドベルト以遠はガス惑星ばっかりのようだし。

金星は温室効果ガスをこじらせた灼熱の死の星だが、二酸化炭素と二酸化硫黄の雲の中で生命が発生する可能性があるそうだ。
火星は今は冷たい死の星だが、何億年も昔には地球に似た環境だったかもしれないと言うことで、少なくとも化石ぐらいは見つかるんじゃないかと思われている。
タイタンは偉大な探査機カッシーニさんが着陸して画像を撮影したぐらいにはしっかりとした地表もある衛星だが、恐ろしく寒い。だが、メタンの雨が降ったりするようなので、偉い人はそこに生命の活路を見いだしている。
エウロパは何kmもの厚さの氷に覆われた衛生で、内部には水があるだろうと予想されている。水があると言うだけで生命の活動場所の候補に挙げられるぐらいだが、氷にドリルで穴を開けて釣竿を垂らしていたら生命が釣れた、なんてことにはなりそうもない。なにしろ水がありそうなところには太陽の光はほとんど届かないので、地球の深海で見られる例の硫化水素やメタンを栄養源をして生きている生物のような生命体を期待する声が多い。

と言うように、人間の手の届く範囲だけでも、化学的な可能性は捨てきれないと言うのが理論的な結論となっている。

明日の地球外生命体についての会見の内容は何だろう?
1.火星で生命の化石があったので移住してみます
2.地球へ飛来してきた生命体が見つかりました
3.惑星探査機についていたクマムシか何かが地球外で生きていましたので人類のせいでパンスメルミアが起きました
4.地球外から、知性の片鱗が見られる電波信号が届きましたが文字化けしてました

全ては明日だ!

生命と非生命のあいだ―NASAの地球外生命研究
ピーター D.ウォード
青土社
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