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2012年7月18日水曜日

佳境

入社以来、ここまでキツかった状況はなかった。
今はとにかく仕事が多すぎる。ほぼ週6勤務。
平日は5時間睡眠ぐらい。

この忙しさが、1ヶ月限定とかならまだ頑張れるけど、もう数ヶ月間ずっとこんな感じだからさすがに身体が悲鳴をあげてきている。

とは言え体調を崩しているわけでもないので出社はするけれど、眠りが浅くなってきたら危険信号だと個人的に思うので注意したい。

ここまでデスマになってるのは何故か?
今なら断言出来る。
1.見積もりの甘さ
2.要員の不足
3.面子を保とうとする管理職

1については、現場を知らない人間が立てたスケジュールということが全てだ。納期ありきで逆算しただけのスケジュール。つまり、始まりから既に破綻していた。
業務も現場もよく知る先輩はこういう。「このシステム、本当に設計・開発をやろうと思えば最低6年はかかる。」
こういうことを言える人の言うことを聞かなかったのが一番まずい。

2については、人材流動性の問題。新卒でしか入ってこない正社員。しかも配属は各部署の仕事を知悉してない人事部任せ。部署に入ってきても、新人を教育出来る余裕のないチームには入ってこない。教えるどころじゃないからね。うちみたいなチームは。

3については、僕が一番忌み嫌うもの。
事実に眼を臥せ、偉い人には「なんとかします」「順調です」と言う上司。
それが、自分の立場を守るための発言ではなく、結論が出てないうちから諦めない態度の表れだと気付いたのは最近だが、いずれにせよ現状分析を正しくせず、先読みして手を打たず、周囲に協力を求めなかったがために辿り着いた結末がこれだ。
一言で言うと「管理職としての仕事をしてない」。
精神論で部下を動かそうとしているが、ピエロにしか見えない。状況を正しく把握してるのは他ならぬ部下なのに…

最近日本企業の凋落を示すニュースが多いけれど、なるほど、こんな仕事のしかたがまかり通ってるんじゃ当然だ。
不足してるのは優秀な人材でも、新しい技術でもない。柔軟でない組織だ。
組織が硬直化しているから、優秀な人材が入らないし定着しないし育たない。
組織が硬直化しているから、新しい技術を取り入れれないし使えないし進歩しない。

大企業病と揶揄されるのは当然だと思う。
危機感が足りない。努力が足りない。もちろん、僕も。

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