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2008年8月10日日曜日

『バナナ浮かぶ夜は涙こらえて 下手なピンボールだって味方につけた』

グーグルストリートビューの日本版が公開されて、色んなところで色んな意見を目にするわけだけど、このサービス自体はアメリカ圏を皮切りに1年ぐらい前からあったわけで、何を今更…ってのが僕の心証。というのは、このサービスが開始された当初も、アメリカじゃえらい議論がされたから(と、アメリカ在住の日本人の方のブログで知った)。だから日本版サービスが始まって同じような議論になるのは当然っちゃ当然なんだけど、結局のところサービス自体はどんどん拡充していってる事実から考えてみても、「話題にはなっても問題にはならない」レベルで収まるのだろう、と言うのが結論なんじゃないかな。議論するのが無駄とは言わないけど。

(30行ぐらいグダグダ書いてたけど消しました。プライバシーの問題とかってのは知識や偏見ばかりが先行して、現実的なところと全然かみ合わないからちっとも話がまとまらない。)


土曜日は朝5時半に起きて、同期の車に乗せてもらって西明石まで会社の野球大会に行った。もう絶対西明石まで行かねえwww遠すぎるwww
まあ、行ったら行ったで結構楽しく過ごせるんだけど、行くまでのモチベーションの維持が結構難しいところなんですよね。近場だったら気軽に参加するんだけど。
野球自体はうまい具合に11-10なんていうスコアで終わった。バットを振るのも久しぶりだったから、腕がちょっと痛くなった。
12時過ぎに試合が終了して、14時過ぎに帰宅。シャワーを浴びて汗を流したあと、昨晩の睡眠時間が短かった上に運動をして疲れたので1時間ほど寝た。夕方からは淀川花火大会に行く予定なのだ。
起きてから少しするとメールが来たので、P嬢の家に行った。ちょうど浴衣の着付けが終わったところだった。
駅の近くにある最近衰退気味のショッピング・センターに行って、去年同様にプリクラを一枚撮ったあと、電車に乗って淀川まで行った。最近の中学1年生の発育の良さは異常らしい。けしからんらしい。そんなこと言われても、ちょっと証拠を見ないとわからないなあ……。

で、僕はなかなかの晴れ男を自負しているので、そのパワーを信じていたのだが、ハレ晴れパワーは夕方の時点で尽きてしまったのだろうか?駅に着いて空を見上げると、黒い雲が夕方の空を覆っていた。
先週から、ゲリラ雷雨が多かったので、不安は増すばかりだった。あまり花火には良い空気ではなかった。
土手をあがったあたりで、東に稲妻が見えた。雷光。
明らかに、雷雨の予兆だ。東の雷雲はまだ遠かったのですぐには降らないだろうけど、時間の問題のように思われた。
ひとまず屋台の間を進み、何か一つでも買ってから駅に戻って様子を見ようと考えていたのだが、思ったよりも雷の頻度が増えてきたので、すぐに引き返すことにした。そう決断したのは僕らだけではなかったらしい。割と多くの人が駅へと向かっていた。
帰るかどうかは非常に微妙なところだったので、とりあえず高架の下に入って携帯で情報を集めてみることに。…気象庁HPによると、大阪府下には大雨・雷注意報が出ていた。P嬢の母によると、地元では既に豪雨らしかった。となると、こっちでも降る確率が非常に高い…と。
雨が降ってきてのっぴきならない状況になるよりも今帰宅するほうが良いと判断。何より、浴衣が濡れるなんてことがあってはならない。
それにまあ、連日続いてるようなハイパー豪雨があんな花火大会の中を打とうもんなら、混乱さえ予想される。それに巻き込まれてはたまらない。チョコバナナは惜しまれたので苦渋の選択ではあったが安全には換えられない。
駅に着くと、花火の延期が決定されたことがアナウンスされていた。雨天決行だそうだから、中止にはならないのだろうが…僕の隣では、チョコバナナを悔やむ声が電車の中で聞こえ続けていた。エ~クスカ~リヴァ~。
帰りに好きな声優の話になって、P嬢がソウルイーターの死神様の声が好きだというので僕が「ウッス!ウス!お疲れちゃ~ん!」とか大音量で言うと小走りで逃げられた。死神様の声ではなく、死神様の中の人の声らしい。なんかイーモバのCMで声をやってたそうで、そのときの声が好きなんだそうだ。残念ながら僕はそれを覚えていなかった。
後々聞いたところによると、淀川花火大会は結局決行されたそうだが、観客はずぶ濡れだったらしいwしかも駆け足で全て打ち上げる方針になったらしく、ほんの数十分で全部打ちあがったそうな。
しかし、これではどうにも腹の虫が収まらない!と言うわけで、帰りにドン・キホーテに寄ってチョコバナナみたいなお菓子と花火を購入した。
カレーをご馳走になったあと、ご近所さんの家の庭をお借りして花火を楽しんだ。
小さな花火
花火をするのも久しぶりだなあ。
花火の後は『美文字トレーニング』をプレイした。微文字の持ち主である僕だが、なんと『上の下』を獲得!僕はやれば出来る子…運を連れてくる子…。習字のプロフェッショナルであるP嬢は軽々と『上の上』を出していたが、そもそも僕からすればこのソフトを買う理由が解らないんだが、まあP嬢なりの事情があるんだろうwたぶん僕がゾンビ映画を買うようなもんだろうと思う。

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5 大阪を象徴する一冊
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5 先を読まずにはいられない展開

続編、と言うか同コンセプトの『幻夜』を先に読破してしまっていたため、新鮮さこそ少なかったものの、傑作といわれる所以は確かに理解出来た。これはすごい。
一人の男の子と一人の女の子の約20年に及ぶ共生を描いた大長編。850Pほどもあるので、すぐには読めないけど、それだけに重厚感がある。読んでいくうちに絶対に引き込まれる。

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4 「ベナレス」から始まる試練と挫折
5 上質の学園ミステリー
5 アクティブな展開は良い

茶汰君から薦められていた角川スニーカー文庫の学園ミステリー小説。
しかし、これはミステリーではない。『古典部』の部員たちが、日常的に起こる小さな『謎』を解いていく。どっちかっていうとラノベっぽい。
と、そういう紹介の元読んだワケだが、なかなか雰囲気が良い。内容自体は薄いと評さざるを得ないかな、と言うのが正直な感想だけど、確かに描写とか雰囲気とかは読ませてくれるものがある。次は『愚者のエンドロール』を読んでみよう。

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