ページ

2008年8月4日月曜日

『上昇し続けることは出来なくても またやり直せるさ』

仕事を始めてからめっきり更新頻度が少なくなってきたので、せめて毎週末には更新しようと思い、そしてそれを続けてきたわけだが、先週末は断念してしまった。忙しすぎた。

8月1日。
茶汰君と久々に飲み。よく考えたら、僕は誰と仲が良くてもあんまりサシでは飲みに行ったりしないなあ。
空目の影響で日本酒を飲むようになった僕が茶汰君にも日本酒を勧めて以来、時々「久闊を叙するついでに日本酒を飲みに行こうか」となる。
20時から3時間、仕事の近況やら愚痴やらを話し、お互い週末はほんと忙しいよな、とどちらがリア充なのか競い合い、さらにお勧めの小説について語り合った。
仕事で疲れた所為か、それとも空きっ腹に日本酒をいれた所為か、はたまた久々にオタクらしい情報戦を繰り広げた所為か、判然としないけれどとにかく何を口走ったのかしっかり記憶してないぐらいには酔っぱらってしまった。別れる前に降りた階段の段差がやけに高く感じた。確実に錯覚。

帰宅後、あまりに眠かったのでそのまま就寝。寝巻きにはちゃんと着替えることが出来た。
しかし、ゆっくりと寝ることは出来なかった。
午前6時40分に起床。いつもよりほんの1時間しか遅くないwwwwwwwwwwww
昨晩はシャワーも浴びていなかったために、朝風呂が気持ちよかった。そして朝食を食べて、少しの間ネットで情報収集をしてから家を出た。
午前10時、神戸駅に到着。休日に通勤経路を通るのは正直鬱屈した気持ちになりそうだったが、一応オフの日である。
無事に先輩と合流して、そのままモザイクにあるソフマップへ。何故こうなったのかというと、木曜日の昼休みのことになるのだが
「水上君さあ、土曜日暇?」
「は?いや、午後から予定あるんで午前はゆっくり休日を満喫しようと思ってましたけど」
「なるほど、じゃあ午前は暇ってことだね。10時に神戸駅で待ち合わせね。ちょっとPCパーツを買うのに付き合って欲しいんだ」
という流れなのであるが、この先輩、自作PCはお手の物なのだ。じゃあ何で僕を呼んだのかというと、単なる暇つぶし以外の何物でもない。堺市在住の僕が休日の朝から神戸に行くと言うのはちょっぴり旅行気分だった。何しろ片道2時間もかかる…。
で、まあ普通に買い物を済ませて、昼ごはんを食べてから先輩の家へ遊びに行くことになった。午後からの予定にはまだ時間があったのだ。
2時間ほどゲームをして遊び、僕はもう猫アレルギーを克服したんじゃないか?という疑念に駆られる出来事を通過して、僕は先輩の家を辞去した。
そして、少し短めだった睡眠時間を補うべく、帰りの電車内では爆睡の行為に及んだ。

P嬢との待ち合わせまで2時間と少しあったので、メディアカフェポパイで漫画を読んで時間を潰すことにした。
GANTZ 23 (23) (ヤングジャンプコミックス)
奥 浩哉
集英社
おすすめ度の平均: 4.5
5 テンポが…
3 23巻!!
5 大阪編は面白くない?いやかなり面白いよ
5 毎週連載にして欲しい
5 今後のGANTZの方向性に疑問が残る

GANTZを全部読みたかったんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!
2時間たっぷりかけて14巻から23巻まで読破した。面白すぎ。

大阪編については賛否あるところだけど、僕はこの展開は好きだね。
明らかに共同戦線張らないといけないぐらい強すぎな星人が出てきたのに、我の強い大阪チームは東京チームの行動を禁じる。
オニ星人の強さも半端なかったけど、ぬらりひょんとかヤバすぎだろ。ぬらりひょんより強いやつとか明らかにいねえよwwww
作者が遅筆なため、次の24巻が出るのはいつになるだろうなと思うけど、なんとなくこの大阪編で終わりそうな気がする。
色々伏線がありまくるんだけど、そんなのは放置で終わりそうwていうかいちいち伏線回収してたらどう考えても話が壮大になりすぎて10年やそこらじゃ終わらない漫画になるwwwそんな漫画が書けるのは三浦健太郎先生だけwwww
パンダ可愛いよパンダ

まあちょうど良い感じに読み終わったところでP嬢からメールが来たので、ポパイを出た。
P嬢と合流し、ディズニーストアへ。色々買い物してた。『魔法にかけられて』とか、ディズニーの歌とか入ったアルバムとか買ってた。後者は今度聞かせてもらう!TDLとかTDSで流れるミュージックは最高だからな。
そして、3000円分購入するともれなくついてくるキーカバーを2つ貰っていた。一つはリロ&スティッチのエンジェルで、もう一つは同じくリロ&スティッチのスクランプだ。
スクランプを僕にくれたので、車の鍵につけた。

阪神電車に乗り込み、三宮へ。この日は神戸みなと祭りだったのだ。つまりはまあ花火大会だ。今年はどう頑張っても去年みたいにあんまり夏らしいイベントを満喫出来そうにないので、行けるときには行っとこうというワケだ。
可愛い浴衣の色やエロ漫画の隠し場所について話しながら三宮から歩くこと20分ほど。ポートタワーを臨める港へ到着した。
が、予想以上に屋台が少なかった。ていうか一角でしか屋台を出していなかった、と表現しても良いレベル。屋台で色々食べようと画策していただけに少しガッカリ。
たこ焼きを買って座って食べていたんだが、残り1個になったときに少し強めの風が吹き、その所為で容器が逆さまに………1個換算で100円もするたこ焼きが 。・゚・(ノД`)・゚・。
そんなこんなで花火が始まった。宇治の花火みたいに協賛を紹介したりはしなかった。
こうべみなとまつり
人口密度が低いためか、あるいは海上で打ち上げていたためか、何の遮蔽物もなく結構ガッツリ見れた。花火は良いね。直径百数十メートルの火花が空中に上がるあの様は、理屈抜きに良いと思う。逆にああいうのは、理屈で考えると何が良いかわからなくなるんだよな。考えちゃいけないこともある。夜の空を照らす綺麗な人工物。たーまやー。ニーケ屋ー。
結局食べたのはたこ焼きとイカ焼きとカキ氷だけだった。
カキ氷屋台にあった小さなポップに書いてあった『氷』って文字が『永』って文字になってて、非常に購買意欲をそそられて購入した。味は永遠を感じる味ではなかった。

三宮を出たのが21時半だったので、帰宅したときには23時になった。やっぱり遠いね。
買ってきたディズニーのCDをP嬢と聞いていると日付が変わったので帰宅した。そしてすぐに寝た。

3日。両親が小旅行に行っていたので、犬の散歩は僕の仕事だ。結局週末は満足に寝れなかったなあ、と思いながら眠い目を擦って公園まで散歩に。非常に暑かったけど、不快ではなかった。
帰ってきて簡単に朝食を取って、Eに連絡。今月下旬に行うテニスのことで相談しなければならなかった。
電話をすると電話代がかかってしまうので、SKYPEで話した。用件を話すだけならいいが、相談や話し合いになると15分とか20分とかかかってしまうこともしばしばなので、そうなると電話代も馬鹿にならない。携帯電話が当たり前になる一方で、電話料金は基本的に依然として高いままなのでその辺に矛盾を感じたりもする。SoftBank同士なら通話料が無料とか、使い方によってはいくらでも安くなるけど、キャリアを跨って安くなるというようなことがない、と言うところに商業主義の嫌なところがある。電話はもう企業だけのものじゃねーよ。

まあ10分ちょいぐらいどうするかと言うことを話してSkypeは切断。
部屋を簡単に掃除して、服を着替えて(犬の散歩はジャージだ)、Dの家へ行った。なんでも、PCがつかなくなったから見てくれ、とのことだ。
DのPCを組んだのは僕なので、僕にはそうする責任があるとのことだが、そんな5年前の話を持ち出されても時効じゃないのかと思う。でもまあ昼飯ぐらいは奢ってくれるらしいし、PCを使えないことは今や便利さが失われる以上に不便なので見てやることに。
おお、確かに電源すらつかないな、と確認をして中身も開けて色々と見る。電源がついた!と思ったらWindowsのロゴ画面で落ちたりした。どうなってんだ。色々試す。
BIOS画面で放置していても何も問題ないことから、オーバーヒートではない。
メモリダンプエラーの画面(通称ブルースクリーン)も出ないことから、クラスタ異常と言うわけでもない。
となると、単なる読み込みエラーか、あるいはそれに準ずるシステムファイル破損か…と言う推論を立てる。しかしそんなソフトウェア的なことで電源ごと落ちたりするのだろうか…。
と、僕が調査している間、Dは戯言遣い相手に新幹線かなんかの切符を売っていた。
結局、Windowsのドライバが妙な挙動をしているようだ、と言う結論に至り、リカバリすることにした。案の定、ドライバを書き換えることで無事に起動。僕は昼飯をゲットした。
そして特に予定もなかった僕らはそのままカラオケへ。3時間ほどアニソンばっかり歌った。

帰宅してから1時間ぐらい2chのGANTZスレを見たりして、その後犬の散歩に行って、帰ってきて夕飯を食べて寝るまでmixiのGANTZコミュニティを延々と読んでた。いやあ、GANTZマジおもろい。ゲーム買ってやってみよかな。漫画原作ゲームは9割がクソゲーだが、その作品にハマってる最中だとそんなのは気にならなくなるものだ。うん、今度ブックオフとかで探してみよう。

とまあ、先週はそんな感じの忙しい週末ですたが、小説はちゃんと読んでます。

魔王
魔王
posted with amazlet at 08.08.04
伊坂 幸太郎
講談社
売り上げランキング: 2747
おすすめ度の平均: 4.0
5 特殊能力で世界を変えられる?
5 暗闇と光
3 伊坂っぽくない作品
5 読者は問われているのだ。本書を読む「覚悟」はできているのか、と!
5 魔王とは

自分の考えていることを他人に言わせることの出来る能力を突然得た男の話…という説明がよくなされるけど、はっきり申し上げてそれは小説の中では割と瑣事w
とある兄弟の人生を描いた作品だ、と僕なら表現する。
この小説で面白いのは、伏線のほとんどが最後まで回収されないことだ。
主人公たちの生活と日本政治論が微妙な釣り合いで描かれ、論じられていて、どっちが軸なのかがわからない。荒唐無稽な主人公たちの日常生活を描くには淡々としている上に肝心なことが語られていないし、日本政治を論じるにしてはあまりに偶像的でありすぎるし、と言った具合。
でも、少しシュールとも言える内容や語調のために、疑問や不快感は沸いて来ない。むしろ、『ああ、現実なんてこんなもんだよな』と思わされることさえある。
不思議な読後感を味わえることの出来る良書。分厚い本でもないからすぐ読めるし。

きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス ニJ- 22)
西尾 維新
講談社
売り上げランキング: 184
おすすめ度の平均: 4.0
4 一風変わった作品
3 ミステリ
5 最近の本ではあまりみない試み
5 私はこのふたりのキャラクターは好きですね。
3 『いつもどおり』にやや物足らず

この小説は、病院坂黒猫たんにハァハァする小説です。
小説にしてはありふれてるのか、それとも珍しいのか、僕にはよくわからないがとにかく新鮮な構成だった。
惜しむらくは、夜月が登場していないことだけど…まあそのぶんくろね子さんが萌え萌えだったから良しとしよう。
西尾維新の世界シリーズ3作目、ということだが、2作目の『不気味で素朴な囲われた世界』の主人公である串中弔士がこれまた荻原子荻ちゃんのように、本人のいる作品の外で異常な株の上がり方をする現象に見舞われている。黒猫さんをして怪物だと言わしめたら、どう考えても世界シリーズの中で一番の存在感を得てしまうじゃないか。
この世界シリーズがここまで続くとは思ってなかったので予想外だったけど、良い感じにキャラクターや世界観が熟成してきたので、これからもこのシリーズは楽しみにしていこう。

屍鬼 1 (1) (ジャンプコミックス)
藤崎 竜 小野 不由美
集英社
おすすめ度の平均: 4.0
5 ホッとした
4 ねっとりと伝わる
1 絵がドヘタ
5 この話を漫画化したこと自体が
5 期待と不安

藤崎竜好きのP嬢が購入していたので借りて読んでみた。
原作は小野不由美の小説で、4~5巻のラストの展開が神すぎて大好きな作品だが、まさか漫画化されることになるとは、と言うのが正直な感想。
っていうか、漫画に出来る藤崎竜がすげえと思った。かなりフジリュー節入ってるけどwwwいつ『ロリロリッ☆』って言う効果音が入るのかと戦々恐々だった。

0 件のコメント: