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2008年7月27日日曜日

『怖がらないで 闇の向こうへ 手を伸ばす前の回り道』

四捨五入を積極的に嫌いになり、かつ、切り捨てのことを自主的に尊崇するべき年齢になってしまった。そういうレトリックが通用する年齢となると、24歳と25歳って結構違いがあるような気がするんだけど、たぶん気がするだけだ。うん、きっとそうだ。

25日の金曜日、定時寸前に、どうしても今日中にやって欲しい仕事があると上司から言われたので渋々片付けていたため30分ほど遅れることになってしまったものの、無事専門学校時代の定例会は開催された。
学生時代から行き着けのうどん屋での会合を予定していたのだが、見事に満席。まあ予約を取っていなかった僕らが悪いっちゃ悪いんだがw専門学校時代の定例会メンバーの間ではノープランクオリティが時々炸裂なので。高校時代の友人たちは僕がいながらノープランがありえるのかと思われるかも知れないけどその辺はその場とふいんき(←何故か(ry))なのです。
うどん屋にフラれた僕らは行き場を失くし、コンクリートジャングルの熱帯夜な暑さが僕らの体力と精神を蝕む。
とりあえず入れる店ならどこでもいいと言う貪欲な精神を発揮し、いくつかの店を回ってみるもののどこも満席。天神祭行けよおまいら!
そんなこんなで行き着いたのは、これもまた何度行ったかわからない『鳥貴族』。アルバイトの募集の張り紙はもうなかった。
しかしこの鳥貴族、居酒屋にしながらなんと携帯の電波が入らないのである。でも電波な人は入ってもいいらしい。むしろここの焼きおにぎりが電波。
入る直前に、仕事で遅れるらしかった残りもう1人にメールを送る。前に来たことがあるから恐らく入れるだろう…そう思っていたけど、結局彼は来なかった。翌日にメールが来たので謝っておきました。ごめんね。また9月ね。

鳥貴族で約3時間、取りとめのないことを話すことに費やす。
さすがに入社してからもう約4ヶ月ほど経っているので、様々な仕事の話を聞けて面白い。
IT系と一口に言っても色々あって、「ほんとにそれはIT系に分類されるのか?」というものまである。カスタマーサポートの仕事とか結構そういう印象を得た。ITというよりは電器系に近い。
なんとなくだけど、うちの学校を卒業した人と言うのは、開発現場よりはどちらかというと運用現場のほうが数が多いんじゃないかと思う。聞いた限り、「バリバリのプログラマーっすよ!マジもうどんな処理でもデリゲートしちゃいますよ!」ってな人はあんまりいなさそう。まあ、運用から始めて後々開発、って言うPathを通る人が多いということなのかも知れないけどね。

前回の4月の会合時には東京に居たため参加出来なかったイケメンI氏も参加出来たので、オタク話にも華が咲いた。
でも僕が最近結構オタク離れしてるからなあ。語れることにもすぐ限界が来る。
てか抱き枕を所持してる人って結構多いんだな。特典で付いてくることが多いのだろうか?よくわからないが、朝と夜のお共の選択肢として市民権を得てきているようだ。いずれまたマスコミが取り上げるんじゃないか。

定例会メンバーのトラブルメーカーであるZ氏はIT業界を脱出すると仰られてましたwwwww
働くことに意味や目標を見出すことの出来る人なんて極一部だと言う現実をまだよく判っていないようです。長い目で見ればいろいろな業界を渡り歩くのは悪くはない行動だとは思うけど、残念ながら人生はそんなに長くはないし、昨今の日本社会はそこまで甘くはない。「すぐに嫌気が差して辞めてしまう人」と言うレッテルを貼られるのがオチだろう。そうならないためには戦略と工夫がいるわけだけれど…どうなることやら。
働いているうちに色々な疑問が去来するわけだけど、そのほとんどは自分の力ではどうしようもない疑問だったり、あるいは抽象的すぎて解決の糸口すら掴めないような疑問であったりする。
前者は主に『理不尽』と呼ばれ、後者は『哲学』と呼ばれることが多い。
多くの人はそれらを解決することは出来ず、いつか解決を諦め受け入れることのほうが圧倒的に多い。それが世渡りだと僕は思っている。
働く意味や生きる意味なんてのは、それこそ致命的なまでに後者に属する疑問であって、たぶん人間が考える知能を備えてから何億人もの人が直面して、そのたびに諦めてきた問題だ。
けど一部の人はその問題を解決してる。どのようにか?たぶん思い込むことによってだ。それしかありえない。
だから、飲み会の場ではそんな気障なことは到底口に出来なかったけど、僕は如何に自分を思い込ませることが出来るかと言うのが賢い生き方の分かれ道だと考えている。
疑問が出るということは他の可能性や選択肢があるということであるが、全ての可能性や選択肢を吟味出来るほど世界と言うのは狭くはないし、人間の持つ時間は短くない。

とまあ、酔った脳でそこまで思考出来るはずもないけど、醒めた脳でそのテーマについて考えれば僕は結論はそういう風になるw
必要なのは、決断力と思い込み。情報の多いこの時代に重要なのはその二つです。

そんなこんなで次回の定例会は9月下旬ということにして解散。

そして26日。
朝からEの自作PCエラーに付き合わされて、近所のYAMADA電機にまで足を伸ばす羽目になってしまい、少し慌しい午前中となったが、午後からのハイパーお出掛けタイムには間に合った。
13時にP嬢を迎えに行って、電車で難波へ。僕の誕生日だということで、お出掛けして色々よしなにしてくれる魂胆らしい。
この時期の日本橋は当社比130%のクソ暑さなので、セブンイレブンでの水分補給用飲料購入は欠かせない。グランドクロスに立っているメイドさんが日を追うごとにギャル化していることに嘆きながら、とらのあなへ入る。
そこで…
少女マテリアル (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
鳴子ハナハル
ワニマガジン社 (2008-07-01)
おすすめ度の平均: 4.5
3 昔の描いた作品が多い。
5 エロ本に、感動してしまいました。
5 これほど待望されたエロ漫画が、かつて世界に存在しただろうか?
3 綺麗+可愛い+物語-短い-エロ少=並
5 国民的18禁マンガ

を誕生日プレゼントに買ってもろたwwwwwwwwwwwwwwwww
発売当初から僕が「すごいらしいぜ」「1日で入荷分が完売らしい」「サンプル画像見たけどエロすぎワロタ」とか言ってたのが原因wwwwうん、男のオタクに理解のある良いヲタ幼馴染かつ彼女なのですよ。
前述した抱き枕に関しても「そんなに欲しいなら買えばいいじゃない!フンッ!」と理解を示してくれてるのだが、正直なところ僕は実家住まいのため、キャラクターな抱き枕は置く場所がない上に見つかった場合居場所がなくなる可能性があるので期待には沿えない。

少女マテリアルの売り上げに貢献した僕らは、菌類のグッズを求めてさらに彷徨う。
しかし、思ったよりも菌類のグッズは増えていなかったため、C・ボツリナムとO-157のストラップを購入するだけとなった。
あと、P嬢の部屋に飾るように、らき☆すたの小神あきら様のねんどろいども購入した。

これも議論の対象になったが、ハルヒ関連のフィギュアは数多いが、デフォルメのやつにしてもそうでないちゃんとした頭身のやつにしても、一番可愛いのはみくるであるという事実。
ハルヒは頭身の高いやつはそこそこ可愛いのだが、デフォルメされた途端微妙な出来具合になってしまう。
長門はどこが良いのかさっぱりわからん。
ちゅるやさんはなかなかクオリティが高いけど、やっぱり喋らないとなあってのがある。
以下省略。
つまりはまあ、ねんどろいどプチのカエルの着ぐるみを着たみくるは可愛すぎるってことだ。買ってないけど。

日本橋を離れ、いくつかのゲームセンターを覗いてプライズゲームが醸されてないことを確認し、心斎橋にあるケーキ屋『ココリコ』へ。
そこのケーキが美味しいらしく、ささやかにバースデーケーキとすることに。
バァスディケェキ
うっかりしてて携帯メール用のサイズで撮ったものだからちょっと画質が粗いけど。1380円のアフタヌーンティーセット。好きなケーキとサンドウィッチとブルーベリージャムのついたスコーンとアールグレイのアイスティーのセットだ。これだけついて1380円はめちゃくちゃお得。だってケーキ一つでも500円とかするからな。
アールグレイのアイスティーにはスコッチ・ウィスキーがついていて、銀河英雄伝説のヤン・ウェンリーよろしく一杯やりたい気持ちもあったのだが、アルコールに弱い僕のことだから自制することにした。
ケーキは大変美味しかった。さすがは専門店。良い誕生日ケーキを食べることが出来ました。ありがとうP嬢。
梅田にある店がP嬢はお気に入りだそうで、その理由が制服がフリフリだからだそうだ。フリルがついてれば高得点らしい。僕のスーツにもフリルをつけることを検討しよう。

ケーキを食し、糖分で腹を満たした後、ロフトへ行った。
僕はもう2,3年前から、自室の掛け時計が古いから新調したいと言ってたので、その願いを叶えてくれるらしい。
家具のあるフロアに飾られた掛け時計を見て興奮していた僕だったが、「コレだ!」って思えるものがなかったので、東急HANDSも見ることにした。妥協はしたくない…!
東急HANDSの地下1Fにあった時計の中でも、初見で閃くようなクールな時計はなかったが、ずっと見ているうちに一つの時計から目が離せなくなった。
これだ…

ワン
ツー
スリー

新しい時計
四角い形の時計ではあるが、数字も実にシンプルなフォント。
しかし、特筆すべきは文字盤を覆っているアクリルのようなもの。
画像ではわかりにくいが、四角の上辺と下辺を、アーチ型の曲線をしたアクリル板のようなものが時計全体を覆っているのだ。
これが非常に目に付いて離れないので、君に決めた!というわけだ。
そうして第二プレゼントとして買ってもらった時計を引っさげて、ディズニーストア経由でゲーセンに行き、少女マテリアルのプリクラを撮った。プリクラが少女マテリアルを撮るために存在するものなのかどうかは議論の余地があるところだが、とりあえず実績を一つ作ってみた。
16時過ぎにスイーツ(笑)をたっぷりと食べたために、そこまで腹は空いていない。しかし何も食べないで過ごすには心もとない。と言うわけでポムの樹でSSサイズのオムライスを食べることにした。非常に美味だったが、店員さんがグラスを割ってしまっていた。
そうして帰宅し、部屋に時計を早速飾り、少女マテリアルを読破した。絵の上手さ可愛さエロさもさることながら、漫画としても普通に面白いと思うんですよワタクシは。さすがはかみちゅ!の人ですね。

27日は、Eがオークションで約20000円で落札したというスピッツ純情双六全国ツアーのライブDVDをEの家まで鑑賞しにいった。値段が高いのは、当然これが限定品であるため。プレミアがついている。
内容のほうは、プレミアの名に相応しいほどの、スピッツファン垂涎の出来。
『夜を駆ける』はほんとヤバすぎ。僕の語彙が少ないとかそんな事実はさておいたとしても十分に筆舌に尽くしがたく、「すごい」としか形容できないほどのすばらしさ。神々しさ。一つ一つのメロディーがいちいち綺麗で、完成度が高すぎる。見入ってしまって、持っていたアイスが溶けていることにも気づかなかった。
スピッツのライブには安定感があることがファンの間では通説で、ミスチルやレミオロメンみたいに曲の肝心なところで声が出ないとかいうのがありえない。
異常なほどの演奏力。それがスピッツのライブだ。
エッセイ集『旅の途中』を読むと、世間的なスピッツのイメージが如何に作られたものであるかがわかる。ロビンソンが爆発的に売れたため、そのイメージで今後続けていくことを余儀なくされたわけだが、それはメンバーとしては不本意なことで、実際その後、ベストアルバムである『リサイクル』を出すまではひたすら迷走を続けている。第一、ロビンソンは名曲として認知されるようになったものの、曲が出来た当時はメンバーは「また地味な曲が出来たなあ」程度にしか思ってなかった。B面に収録されている『俺のすべて』のほうがメンバーとしてはお気に入りで、本当はそっちをA面に持って行きたかったが、レコード会社との関係でそうはならなかったらしい。
今はどうかと言うと、『ロビンソン』はライブじゃ時々歌う程度にしかならず、その一方『俺のすべて』はライブじゃ必ず歌われるほど、スピッツのライブじゃ定番の曲になっている。『俺のすべて』を演奏しているときのメンバーは本当に楽しそうだ。
僕もEもスピッツを語り始めるとキリがないが、一ついえるのは、メジャーとかマイナーとか、名曲とか駄曲とか、売れるとか売れないとか、そんなのはどうでもいいからスピッツにはスピッツの作りたい曲を作ってもらいたい、って言うこと。シンプルだ。

ライブのDVDを見てひとしきり語り終わったあと、テニスの練習に行こうということで車を走らせていたものの、河川敷にあるテニスコートへの行きかたがまったくわからなかったので断念。仕方ないからライブ映像を観た興奮を持ってカラオケに行こうということで1時間だけ歌ってきた。うん、まったく歌える気がしなかった。

そんな感じに週末も終わり。最近週末がやたら充実していて楽しいけど、その分平日の仕事もメリハリつけて頑張らないとな。

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