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2008年7月20日日曜日

一昔前は『おお、CG使ってる。すげー!』なんて言われてたけど、今じゃ『ああ、どうせまたCG』だろといわれるようになってる。そのパラダイムシフトが面白かったりする。

タイトルは無関係w久々に映画観たからその感想でも。

28週後... (特別編)
28週後... (特別編)
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2008-06-06)
売り上げランキング: 744
おすすめ度の平均: 3.5
1 見終わって不快感だけが残る最低の映画
4 親父がすごい
5 凄いわコレ!
5 正当な続編です!あとネタばらしのレビューに注意しましょう。
3 グロくて救いようのないはなし。


僕がmixiで所属するゾンビコミュニティで結構人気が高く、姉もそこそこお勧めしていたので観てみた。
『28日後…』がかなり面白かったので、経験的にそういうものの続編ほどコケる可能性が高いんだよなあ、って思ってたので、そういう高い評価が多いことに驚きだったんだが、観てみれば、なるほどコレは面白い。
『28日後…』をもっとザック・スナイダー監督の『ドーン・オブ・ザ・デッド』にしたような感じだった。設定とかは『28日後…』とまあ同じ、てか後日談だから当然なんだけど、バイオレンス性が相当増している分、見ごたえはあった。

監督はダニー・ボイル監督ではなくて、スペイン人のファン・カルロス・フレスナディージョ監督らしく、なんだよその人、と思って調べてみたら、『10億分の1の男』の監督だった。
『10億分の1の男』は観てる途中で寝てしまったぐらいしょうもない映画だったが、やっぱり背後にダニー・ボイルが製作総指揮として控えているためか、『10億分の1の男』の退屈さはまったくなかった。
と言うより、撮影手法に関してはザック・スナイダーの影響をめちゃ受けてるんじゃないかと思える部分が散見した。
特にゾンビの取り方。ゾンビそのものの動きがめちゃくちゃ早いことを演出するため、どうしてもカメラワークを激しくしないといけないのだろう。結果として、『ドーン・オブ・ザ・デッド』のパラレルストーリーとして観られてもおかしくないような形だった。(もっとも、現代のゾンビの全ての原点は『ドーン・オブ・ザ・デッド』にあるんだけど)

内容は、ゾンビモノと言うよりはバイオハザード系。
レイジウィルスと言うウィルスによって人間がゾンビ化した『28日後…』の世界からさらに28週間経った世界の話。
冒頭で時間経過のダイジェストが流されるが、それによると、1~2週間でロンドンが壊滅し、5週間で感染者が飢餓のため全滅し、15週間目でロンドン復興が始まる、と言うあらすじだった。
主人公たちの母親は、1~2週間目で死んだと思われていたが、ロンドン危険区域内の建物内でひっそりと生きていた。
それを訝しく思った研究者が調べたところ、感染はしているものの症状が出ない、つまり『レイジウィルス保菌者』であることが判明。
DNAの一部が免疫の役割を果たしていることが推測され、そこからワクチンが生み出せる希望を得た。
主人公である10歳の男のアンディと16歳ぐらいの女の子タミーは、免疫を持つ母親の親族として、生き延びねばならないが…

と言うようなあらすじ。

ゾンビコミュニティでも、全力疾走ゾンビ肯定派と否定派に分かれて日夜議論されているけど、僕はどちらかと言うと否定派だなあ。あ、バタリアンはいいんですよ。あれは知能あるし。
ロメロ信者と言うことも手伝って、やっぱりゾンビはノロノロしてないと、ってのが僕の意見。
ザック・スナイダーの『ドーン・オブ・ザ・デッド』は確かに名作で面白かったけど、結構アクションで誤魔化してるところあるんじゃないかなあ。
ぶっちゃけて言うと、ノロノロゾンビで恐怖感を出すことが出来てるのってロメロだけってのが大きい。そこがすごく尊敬に値する。他のゾンビ映画のゾンビって、ノロノロだけにどうしても滑稽にしか見えないし、それをいいように利用されてるからストーリーが破天荒になってしまってるし突拍子がありすぎて脈絡がない。
ロメロのゾンビは、非常に現実的なレベルで行動して、それがさらに恐怖感を煽る。ロメロの『ドーン・オブ・ザ・デッド』がいつまでもゾンビ映画の金字塔であり続けることが出来るのは、語りつくせないほどの要因があるんだ。
だからこの『28週後…』をゾンビ映画としてお勧めできるかどうかはさておき、単純な映画としてなら僕は太鼓判を押してお勧め出来る。
もっとも、心臓の弱い人はあんまり見ないほうがいいと思うけどw

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5 何度でも観たくなる、観て良かったと思わせる作品。
5 BD版新規映像特典 アートギャラリー
5 やっぱり高画質で見たかった
5 お薦めです。
5 渋谷のシネセゾンの音響を、もう一度


昨日TVでやってたから観たw
何度もDVD借りようと思ったんだけど、TSUTAYAに行くたびにレンタル中だったから半ば諦めてた。
で、まあ2年ぐらい遅れて観たわけだが、確かにこれは面白いなあ。
原作が結構古いやつなのにもかかわらず、こうまで魅力的なのはやっぱり名作である所以か。

でも、不満はある。声優とか声優とか声優とか。
もうね、ほんと映画にタレントみたいな新人声優とか出すのやめてほしい。声を本職にしてる声優と、普通のタレントじゃ何もかも違うんだ。ジプリの最近の作品が微妙な理由の何位かにはランクインしてると思うよ。声優が全て、とは言わないまでも、キャラクターに対する声の合致ってのは、視聴者の感情移入に割りと直結する部分だと思うし。
金曜日に『となりのトトロ』をやっていたから、真琴の泣き声がチープに思えてしょうがなかったよ。メイみたいな真に迫った泣き声は声優以外じゃ難しいと思う…。

まあ時かけの内容は本当に面白いので観る価値はあるね。
『バタフライ・エフェクト』を連想したのは僕だけでは決してないはず。

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