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2008年10月12日日曜日

焼き増しの世界

最近のゲーム事情にはとんと疎い僕でも、好きな分野にことには耳聡い。
XBOXで発売されたゾンビゲームであるDEAD RISINGを会社の先輩が持っていると言うのでやってきた。

さすが次世代機初期に発売されたゲームである。グラフィックがとても綺麗で驚いた。
HDMI端子で繋ぐのとコンポジット端子で繋ぐのでは、相当違いがあるとのこと。コンポジットだとざらざらがわかるんだとさ。

グラフィックの綺麗さに拍車をかけているのは、次世代機が発売されて間もない時期に発売されたゲームだと言うこと。
これは都市伝説かも知れないが、例えばPS→PS2→PS3と代を重ねても、必ず初っ端に発売されるのはリッジレーサーだ。
あれって、いわばベンチマーク的な意味合いを兼ねていると言うのが噂。
新しいハードに対しては、どのくらいの負荷をかけて大丈夫なのかと言うのが開発者の頭を悩ませる一因なんだとさ。
ちなみに、リッジレーサーは僕も所持しているがハッキリ言って面白いとは言えない。すぐ飽きる。売れ行きも正直良くないだろう…w
なのに必ず最初に発売されるのはそういう事情があるからと言う噂。あくまで、噂。

僕が「新しいモニタ買うぜ!」といい続けて早半年ぐらいになるが、そんな金銭的余裕と必要性がないw
でも、いつか買おうとは思っているんだが、今回のことが良い契機になり、必ずHDMI対応のモニタを買おうと思った。
だがそれにはグラボも新調する必要があるという事実…w

ちなみにDEAD RISINGはめちゃくちゃ面白かった。
どれぐらいかというと、コレだけのためにXBOX買おうかと思っちゃうぐらい。
ショッピングモールにいるゾンビの数も無限。使える武器の数も無限。
レベルが上がると色々な技能等を習得することが出来、ミッションの数も非常に豊富。
全体的な難易度も結構高い。たった3時間ほどで何度も行き詰った。

ゾンビ映画の基本に忠実に作られてるから、僕みたいなゾンビフリークはご満悦のゲームなのだけど、唯一難癖をつけるとすれば、夜になるとゾンビの動きが活発になるっていうことぐらいかな。
同期の一人がさも当たり前のように「えーゾンビって夜のほうが凶暴だろ」とか言ってたんだけど、それはゲームによって作られた妄想です、と。
映画発祥のモンスターであるゾンビの中で、夜になると凶暴になるようなタイプのやつって僕の知る限りいない。いや、もしかしたらいるかも知れないけど、たぶんよっぽどマイナーな作品内での設定だと思う。
何故夜とゾンビの凶暴化が結び付けられるのかという理由には、ゲームによる創作であることが一点と、もう一点にゾンビと人間の強弱の相対化が挙げられると考える。
いわゆる「ロメロゾンビ」は昼も夜も行動には関係ないが、人間にとって夜は基本休息する時間であるし、太陽がないため周囲が見れない。
昼ならお互いのサポートがしやすいが、夜は視界の関係上難しい。
畢竟、夜の方が人間にとってゾンビに襲われやすい時間帯ということになる。

だが、「だからゾンビ映画の舞台には夜設定のが多いんだよ!!」とは言えないのが現実であるw
僕の考える限り、夜設定にするのは「ホラーは夜が本番である」と言う慣例に従ったものなのだ。夜は恐怖が倍増するからね。ゾンビ映画に関する限り、夜設定じゃないと話が始まらないなんてことはありえない。
事実、ゾンビが周知する契機となったロメロのゾンビ三部作では、一部以外の二作品は昼設定だ。

まあ、かくいう事情から、難癖をつけるとすればゾンビの夜の凶暴化って言うぐらいで、他に関しては単純に素晴らしい出来のゲームだと思った。

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