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2009年8月21日金曜日

『エントロピーは増大する。つまり全ては無秩序へと向かう。』

『群論』や『結晶学』によると、一次元(単一方向)に規則的に並べることの出来るデザインのパターンは、5種類しかないらしい。
同様に、二次元平面にモチーフ(ストライプ・バラの花模様・ブッダの絵・クジャクなど何でもいい)を”規則的に”敷き詰めることの出来るパターンは、17種類しかない。
どんな壁紙を見ても、どんなカーテンの模様を見ても、どんな建築物の荘厳な模様を見ても、どんな派手な服の模様を見ても、それが規則的に平面を占める模様である限り、17種類のパターンのどれかに必ず該当する。
考えてみればこれってすごいよな。
ちなみに、三次元空間の中に規則的に物質を敷き詰めることの出来るのは230パターン。
ただし、二次元平面の場合は「モチーフ」となるものは何でも良かったが、三次元空間の中に規則的に敷き詰められる物質と言うのは形状が限定されていて、その形状は14種類しか存在し得ない。それはブラヴェ格子と呼ばれている。
数学によって見えた深遠な真理の欠片だが、そんなとてつもない群論の礎を20歳ぐらいで築き上げたガロアはマジパネェ。尊敬。神!

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