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2010年6月7日月曜日

フラットランド

基本的な自転車の形状を特定するには、一般化された座標が6つ必要になる。
ひとつは、ハンドルバーとフレームがなす角度、それから、二つの車輪の角度位置にも一つずつ。
もう一つはペダルの軸、そしてさらに二つが、ペダルそのものの回転位置。
無論自転車は3次元の物体だが、自転車のありうる形状すべてからなる空間は、6次元になる。
こつがつかめるまでは自転車に乗るのがひどく難しいのは、実はこのせいなのだ。
人間の脳は、これら六つの変数の相互作用を、脳内に描き出してみなければならない。それがつまり、自転車空間の6次元幾何学をうまくこぎ渡る術を身に着けるということなのだ。
しかも自転車が動くと、今度は、これらに対応する6つの速度まで心配しなければならなくなる。
つまり、自転車の力学は本質的に12次元なのである。
誰か僕のヘチマみたいな脳にもわかるように解説してください

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