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2012年7月22日日曜日

構成管理ツール

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世代差で見る履歴管理ツール入門
www.lares.dti.ne.jp/~foozy/fujiguruma/scm/scmbc-201207/speech.html

を読んだ。

第二世代の僕にとっては非常に示唆に富む内容だった。構成管理あるある。

特に僕にとって啓発的だったのは、第二世代構成管理ツールーsubversionとしようーでは、マージが非常に危険ってことだ。
実は日々の業務においてもそれはよく実感していて、他の人の差分を取り込む時は、自分の開発分を消さないように注意しながらマージしないといけない。
ましてや、ブランチのマージなんて、本当に地獄だ。構成管理ツールなのに、自分の作業領域のバックアップをローカルに取ってから作業する、なんて本末転倒気味なことをやらねばならない。

また、ネットワークがないと仕事にならないという点も非常に共感出来る。
先日、うちの部内のサーバー障害により、僕は折角休出したのに自分の仕事をまったく進めれなかったという経験をした。
うちの部署の標準ツールがgitだったらこんなことにもならなかったんだろうけど…。

ツールなんて使えば使うほど不便なところが出てくるものだ。それを知恵と技術で革新させていくのが進化であり、不便さに慣れて使いこなすことが出来るようになっても、それはただの時代遅れの職人の完成だ。

結局は学習だよ。
周りに働きかけて一緒に変えていくんじゃなくて、僕は自ら率先して新しい技術を取り入れよう。僕は何でも試してみるのが好きなんだ。

2012年7月18日水曜日

佳境

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入社以来、ここまでキツかった状況はなかった。
今はとにかく仕事が多すぎる。ほぼ週6勤務。
平日は5時間睡眠ぐらい。

この忙しさが、1ヶ月限定とかならまだ頑張れるけど、もう数ヶ月間ずっとこんな感じだからさすがに身体が悲鳴をあげてきている。

とは言え体調を崩しているわけでもないので出社はするけれど、眠りが浅くなってきたら危険信号だと個人的に思うので注意したい。

ここまでデスマになってるのは何故か?
今なら断言出来る。
1.見積もりの甘さ
2.要員の不足
3.面子を保とうとする管理職

1については、現場を知らない人間が立てたスケジュールということが全てだ。納期ありきで逆算しただけのスケジュール。つまり、始まりから既に破綻していた。
業務も現場もよく知る先輩はこういう。「このシステム、本当に設計・開発をやろうと思えば最低6年はかかる。」
こういうことを言える人の言うことを聞かなかったのが一番まずい。

2については、人材流動性の問題。新卒でしか入ってこない正社員。しかも配属は各部署の仕事を知悉してない人事部任せ。部署に入ってきても、新人を教育出来る余裕のないチームには入ってこない。教えるどころじゃないからね。うちみたいなチームは。

3については、僕が一番忌み嫌うもの。
事実に眼を臥せ、偉い人には「なんとかします」「順調です」と言う上司。
それが、自分の立場を守るための発言ではなく、結論が出てないうちから諦めない態度の表れだと気付いたのは最近だが、いずれにせよ現状分析を正しくせず、先読みして手を打たず、周囲に協力を求めなかったがために辿り着いた結末がこれだ。
一言で言うと「管理職としての仕事をしてない」。
精神論で部下を動かそうとしているが、ピエロにしか見えない。状況を正しく把握してるのは他ならぬ部下なのに…

最近日本企業の凋落を示すニュースが多いけれど、なるほど、こんな仕事のしかたがまかり通ってるんじゃ当然だ。
不足してるのは優秀な人材でも、新しい技術でもない。柔軟でない組織だ。
組織が硬直化しているから、優秀な人材が入らないし定着しないし育たない。
組織が硬直化しているから、新しい技術を取り入れれないし使えないし進歩しない。

大企業病と揶揄されるのは当然だと思う。
危機感が足りない。努力が足りない。もちろん、僕も。

2012年7月14日土曜日

ミクさんはいいね・・YAMAHAが生み出した萌えの極みだよ

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僕がこないだから密かに応援していたDECO*27さんだが、ふとニコ動を見てみると、なんかしょこたんとコラボってた。



僕はまだDECO*27さんのボカロ曲を聞いていたいんだ・・・!

相愛性理論は、最初聞いたときは「・・・?」って感じだったけど、なんというスルメ曲!

こいつは神曲だ・・・!
「ぶつかり合う片思いが競り合って両想いになるように」って歌詞の前後の部分のメロディーが秀逸すぎてビクンビクンッ


まあ、僕はこのPには「キミ以上、ボク未満」でハマったクチなんだけどね。うー・・・ぱふぱふ。


あと、ファミマから出るらしいミクまんってのが気になる。

2012年7月8日日曜日

「流れ」を捉えるということ

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雇用流動化へ「40歳定年を」 政府が長期ビジョン


映画「es」は、とある実験を元にした映画だが、その映画もとい実験で証明されたことは、皇帝ナポレオンの言う「人は、制服通りの人間にしかならないということ。
看守役は看守たる態度になり、囚人は囚人たる態度になる。


長らく日本で続いてきた終身雇用と年功序列。
亀の甲より年の功を地で行く制度が普通になっていたため、若者は黙っていうことを聞くしかなかった。
平社員は管理職に逆らえないし、管理者は上記の通り管理者たろうとする。年功序列は無能でも年を重ねれば一定の役がつくことが大抵約束しているが故、畢竟、無能の下で若者が仕事をするという図式が生まれた。
(これがもし、若者でも部長になれて、部長は部下の直訴により平社員に降格でも出来たら、たぶん年齢による態度の差はなくなる。20代フリーターのアルバイト店員が、同じオジサンアルバイトのことをどれほど下に見ているかを知ってれば、たぶん想像は難くないと思う。)


下剋上はシステム的に存在しない。若者は管理職から仕事を奪うことは出来ても、役職を奪うことは出来ないのだ。
それは給料もポストも、よほどのことがない限り一方通行ということを意味しており、そうなると、これは人間としては当然だが、成功することよりも失敗しないことを選ぶようになる。


失敗しないことが長期的に見ての成功だということがシステム的に保証されているから。

さて、まともに考えて、上記のような特徴を持つ終身雇用・年功序列のシステムは、競争社会に適しているだろうか?

イエスと答えた人は、是非僕にメールをください。意見を聞きたい。あ、メアドはdogsrepublic@gmail.comです。(全角は半角になおしてね)

まあ、実際は、考える考えない以前の問題で、今までのシステムを維持した結果、今の日本があるわけだから、日本の諸問題を憂う憂国の国民はイエスを選ぶことが出来ないわけだ。選んだら僕は躊躇なく質問するよ。「じゃあなんで日本はこんなにオワコンになりつつあるの?」外的要因を挙げても、現状の正当化なんて出来ないし、内的要因なんて挙げられたらお引き取り願うしかない。
つまりは結果が全てなんだよ。


まあ、僕は過去についてとやかく言うのは好きではないので、これからのことに目を向けたい。

僕が将来について深く考える時、よく用いる思考方法は、「現状がこのまま続けばどうなるか?」を想像することだ。たとえば…

現状1:政治が混迷。社会保証制度について結論が出ないまま続く。
未来想像:僕らは現状の社会保証制度のまま年金を受給する。


現状2:製造業は赤字続き。毎年大企業でリストラが発表され、工場は海外へ映っていく。
未来想像:国内では製造業の雇用がほぼなくなる。技術の進化によって、日本の職人も駆逐される。
雇用問題の発展した国内は、製造業以外の道に活路を見出そうとする。


などなど、まあニュースを見聞きして、それが「なんか何年も前から同じこと言ってるなあ」と思ったら、昔と今を比較して、その変化の延長として未来を考えれば良い。僕は大なり小なりそうして考えている。

29年生きてきて僕が得た教訓は、「流れ」はそう簡単に変えられないってことだ。強者への批判は謝罪があるまで続くし、弱者救済は弱者がドヤ顔になるまで続く。
新卒一括採用というシステムに疑問を持つ人が多くなってきたからこそ、卒業後3年以内は新卒として扱うなんていう、苦肉の策としか言えない妥協案が出てきたわけだ。
そしてその流れは止まらない。今から卒業後3年以内は新卒とすることを取り消すようなことは、完全にありえない。


さて、そうした僕の人生観から、このニュースはどう捉えるべきか?

額面通りに解釈すれば、若者の雇用を増やして、年長者の雇用を抑制するというように取れる。
しかし、そこに一喜一憂して議論を進めると、肝心なところを見落とす。
大事なのは、
「なぜ、こういう提言をするに至ったか?」
ということと、
「今回の提言が反故になったとして、そのバージョンアップ版が提出されるだろうか?」
ということ。


前者の質問は、現状に対する問題点を把握し、提言者の意図を読み取るのに役立つ。
後者の質問は、今回の提言が思いつきや時間稼ぎやポーズとしてのものでなく、「時代の流れ」によるものなのかどうかの判断に役立つ。


物事は論理的に進まない。自分が知りうる、把握出来る物事には限界があり、その中で論理的に推理を進めても、不完全な結論しか導かれない。

日々生活を生き、その中で、感覚で変化を理解し、それを頭で理解する。どんなことでも物事には原因があるし裏がある。
でも、それ以上に流れがある。結果は原因を生み出し、原因は結果を生み出す。その連鎖で現実は動く。


僕が想像するに、今回のこのニュースは、予兆だとだと思う。社会変化の。
消費税のアップもそうだけど、野田首相は結構、物事を進める人なのかな、と思った。良い悪いの判断は出来ないけどね。結果がまだ出てないから。