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2012年9月11日火曜日

安定してしまうと向上心を失う

例えば君が歯医者に行ったとして、「歯が痛いんです!とにかくなんとかしてください!」と言う。
すると、歯医者がこう言う。「すみません、前歯ならわかるんですけど、奥歯なのでちょっとわかんないっすねー」なんて言われたら、「マジかよ」と驚愕してそのショックで痛みが引いてしまうぐらいだろう。

例えば君がジュンク堂に行ったとして、「すみません、オライリーから出版されてる本で、Rubyっていうプログラミング言語についての本を探してるんですけど」と質問して、「えーっと…すみません、私本のことあんまりよく知らなくて…プログラミング言語って、言語学の本の近くにあったりするんですか?」とか言われたら憤怒を覚えてすぐにAmazonで検索&注文をしてしまうだろう。

仕事をするということは責任を持つということだ。
雇用契約等によっては、顧客から見て大きな差はあったりするものの、同じ雇用契約を結んでいる従業員の間で、天と地ほどの差があるのは困ったことになる。

同時に、自分の仕事の分野については、不断の学習を求められる。
どのような分野の仕事であっても、勉強が不要になることはありえないからだ。
ましてやコンピューターを生業としている僕らシステムエンジニアは、周りの環境の急激な変化に合わせて自分も成長していかないといけない。いつまでもwindowsアプリを作ってるだけじゃ駄目なんだ。時代はデスクトップアプリケーションから、モバイルアプリケーションへと移行している。
もし仕事でモバイルアプリを作る必要性が出た場合、対応出来るか?
多くの社員はこう言うだろう。「すみません、windowsアプリならわかるんですけど、Androidアプリはわからなくて。eclipseって何ですか?」

確かに、あらゆる状況に対応出来るスーパーマンなんていない。
だが、自分の所属する業界や仕事をしている分野のことについては、アンテナをはっておくべきだ。医学雑誌を購読していない医者を誰が信用出来るのだろうか?

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