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2012年11月26日月曜日

福島中期出張

今日からまた福島に出張行ってきます。家空けてばっかりです。申し訳ない。自分がこんなに出張族になるとは、学生の時は予想だにしてなかった。

前回は2週間予定で1週間延長して、結果的に3週間の出張だったけれど、今回は最初から3週間予定の出張。なげーよ。

出張のための仕事は実はあまり進んでなくて、新幹線の中でもやらなくちゃいけない始末。
というのも、外注業者が納品してきたプログラムの改修がいくつかあって(バグじゃなくて、テレビ会議の結果発生した仕様変更)、それをやってくださいって言ったら、「○○日まではかなり難しいです…どうしても優先すると、△△向けの仕事が遅れてしまいます…」とか、脅しめいたことを言ってきたので、「そうですか、じゃあ僕が直します。ソースコードをください。」と言って仕事を奪った。駆け引き出来る立場にあるとでも思っているのか…僕はプログラム開発の出来る発注者だぞ。でも、「いや、それは水上さんに悪いですし、何よりお請けしてる内容に反する…」と引き下がらなかったので「でも、両方の仕事をうまく回す方法がないんでしょ?僕が出張したときにプログラムがないと、最終的に困るのは出張してユーザーと接する僕なんですし。他にリスクを回避する方法があるなら言ってもらえればいいですよ…」と言うと、上司が、「よし、じゃあ水上、お前がやれ」と言ってくれた。僕らにとっちゃ、外注との契約範囲云々より、如何にしてプロジェクトを進めるかを考えるべきだから、柔軟に対応すべきなんだよな。

まあそんなこんなで、仕方ないとはいえ、自分で自分の仕事を増やした形になったけど、それで結果的に僕が楽になるんだったら良い。

それでソースを見ることになったけど、うーん、酷いね。やっぱり、業務をわかってないと、プログラムもよくわからないものになる。当然だけど。プログラムは、開発者の思考がダイレクトに反映されるものだから、業務に及んでない思考がどんなプログラムになるかは、言わずもがな。
仕様書はあくまで仕様書。仕様変更を加味して作らないと、ライフサイクルの極端に短いプログラムになる。で、「あ、ここは仕様変更起きそうだな」なんてことは、業務を知らないと予測が出来ない。

話はいきなり変わるけど、製造業の一端で働いてる身としては、昨今の日系企業の目を覆うばかりのニュースには他人事とは思えないので、自分なりに何か策を打たないとなと思っている次第でありまして。
まあ日頃から技術を磨いて、どこでも通用する人間になれる努力を怠らないってのは大前提だけど、製造業がこの先生きのこるには、製品のコモディティ化だけじゃなく、プロシューマーを生み出す仕掛けが必要だと思うんだよ。

例えば、タイヤって、工場で大量生産されてから全世界に出荷されて小売店で販売されるわけだけど、生活コストが高くなった先進国じゃそのメリットは大量生産による単価の押し下げぐらいで、その比率よりも、間に入る物流・小売・広報などなどが多いと、それにかかるトータルの人件費の上昇比率のほうが高くなって結局賃金上がらず物価が高くなる、なんてデフレなことになるわけで。
だからどうすればいいかっていうと、タイヤを個人で作れるようにすればいい。材料と簡単な設備をキットで売れるようにして、メーカーはノウハウを提供する、と。
どうせ必需品なら、誰がどこで作ろうとも、製品に問題がなければモノの流れに変わりはないよ。
タイヤなんて単純化して見れば、材料を切って貼って焼くだけのもんだから、なんとかなる。有害物質が出るけどな!

さて、新幹線に乗って仕事するか。雨だから富士山見えないかなあ。

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