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2008年5月31日土曜日

『そう誰か傷つけても 君の笑顔だけは譲れない』

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僕の部屋は大変風通しが悪く、とても空気が悪くなるため、買ってきましたサーキュレーター。
空気循環装置
これで風を巻き起こして部屋を清々しくするぜ!クーラーと併用するととても効率の良い空調管理が出来るらしい。本当かどうか知らないが電気代がとても減ったとの情報もある。とてもエコだね。人に対して風を当てる扇風機とは違って、室内の空気を循環させるための器械だから風量は扇風機のそれとは比べ物になりません。

んでついでに、アニメイトでもやしもんの携帯ストラップとステッカーを買ってきた。
もやしもん携帯ストラップ
P嬢と共に菌に大絶賛醸され中で、日常会話の中に『表皮常在菌』がどうとか腸の中のヨーグルティがどうとか言う不自然な単語が混入されてしまっている状況でもある。
これでまたヲタ要素がアップした気がするが…もやしもんだと上昇値は雀の涙程度だろう。ていうかゲーマーズがなんか模様替えしてて人多すぎてワロタ。

最近仕事から帰ってきてちょっとずつ戦国ランスを進めてるんだが、やっとこさ武田軍と北条軍とタクガ軍と毛利軍を自力で滅ぼせた。武田の将軍の強さはマジ半端ない…。
戦国ランスは相当やり込めるゲームだしシステムバランスも強烈に良いので飽きずにずっと遊べますな。

サテ、電車の中の乗り換えの間の微妙な時間とかにコツコツ携帯で打ってたレビューを掲載しましょうかね。

紅‾醜悪祭 下 (4) (集英社スーパーダッシュ文庫 か 9-7)
片山 憲太郎
集英社
売り上げランキング: 267
おすすめ度の平均: 2.5
1 ん……
3 物語的には良いんですが…
3 続きが
1 中途半端なまま出版するな!
3 ………

これは大変な小説だった。何が大変って、どう見ても見切り発射です本当にありがとうございましたって意味で大変なのだ。
先ずページ数が実質150Pぐらい。150Pて。
中身150Pなのにアニメの設定や裏話が50Pぐらいあんの。あ、総P数は200Pぐらいってことね。それで醜悪祭下巻なの。しかも話終わってないの。めちゃ中途半端。どのくらい中途半端かって、魔王ギリの手前まで行って引き返すぐらい中途半端。しかもこれグルグルじゃないから笑えない。
アニメ放映に合わせて無理に刊行したってのが知能の低い僕でもわかる。
気になるのはやっぱ今後だな。片山さんがこれをきっかけにして続き書くのを嫌にならなければいいけど…。

HEROES / ヒーローズ DVD-BOX 1
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン (2008-03-20)
売り上げランキング: 175
おすすめ度の平均: 3.5
3 日本人には……それ程、うけないと思う
5 LOST、プリズンブレイクに次ぐ作品
4 漫画みたいな映画
4 ありがとう、楽しめました。
5 引き込まれる!

最高。海外ドラマの中じゃ僕の中では堂々第3位。
内容は、超能力者たちのめくるめく人間ドラマ。面白いのは、その気になれば世界をひっくり返せそうな能力を持ってても、人間的な理由からそれが出来ないでいる葛藤だったりする。畢竟、人間の強さや弱さと言った面に話はフォーカスされていく。個の弱さと勧善懲悪。
時空間を操れる能力者が日本人で、海外ドラマにしちゃとても新鮮なんだけど、どうしてもこの日本人が主役っぽく見えてしまうのは僕も日本人だからだろうか?


死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
伊坂 幸太郎
文芸春秋
売り上げランキング: 194
おすすめ度の平均: 4.5
5 二つのジャンルを入れた短編小説の傑作
5 愛嬌のある死神
5 「吹雪に死神」は伊坂作品初の本格ミステリー
4 設定がステキな大人のファンタジー
5 死ぬってどんなこと

前から一度読んでみたかった伊坂幸太郎の有名小説。映画化もされたから今は知名度もそれなりに高いはず。
文体が淡泊なので非常にすらすら読める。さらに描写がうまいから感情移入が容易。
内容は、一言で言えば死神の日常を描いた短編集。ただし、短編に見せかけた長編、ということも出来る。
主人公である死神には人間のような時間の概念がないため(仕事の知識としてはある)、それぞれの短編の時間軸がまったくわからない。だから、短編同士が異なる時間軸での繋がりを見せたときに、ただの短編を越えるのだ。

まあ普通に面白かったから、次は伊坂幸太郎の『魔王』でも読んでみるとしよう。

煙か土か食い物 (講談社文庫)
舞城 王太郎
講談社
売り上げランキング: 44701
おすすめ度の平均: 4.0
5 これはスゴイ
5 こんな作家がいるなんて
5 俺は俺の価値を上げなくてはならない。
5 文学を破壊せよ
2 家族の物語

改行をしないことに定評のある舞城王太郎を読むのは始めてだが、多くの人がレビューに書いてるように、スピード感がとてつもない。文字の密度は夢枕莫の5倍はあるのに、24を見てるみたいに熱中出来た。内容に秀逸な点があるわけでは特にない。特筆すべきはその文章。単に内容の素晴らしさを求めるなら脚本家でいいが、文章でもってここまでエンタメ性の高さを実現出来る人こそ本当の小説家だろうと考えさせるに十全な作品。
名作と名高い『好き好き大好き愛してる』を読むことを決意した。
『好き好き大好き愛してる』を読みにくい理由は単に、『好き好き大好き』っていうとんでもない内容のエロゲがあったからってだけなんだが、そんなことは余談以下の蛇足的雑談。

1000の小説とバックベアード
佐藤 友哉
新潮社
売り上げランキング: 170494
おすすめ度の平均: 4.0
5 楽しい
3 佐藤友哉らしい小説。
5 まさかこんなものを書くなんて
5 佐藤友哉の小説賛歌
5 挑戦的、かつ、挑発的な作品

僕は佐藤友哉さんの小説は大好きだ。暗かったり明るかったりと落差のある人物描写がとてもうまく、そこが非常に魅力的で秀逸。
この作品は、作風からすると村上春樹と西尾維新を足して2で割ったようだ。言葉遊びを多用しながら、それでいて中身は超現実的。
これは『小説』と『片説』をテーマにした物語だが、『片説』というのが造語でまた面白い概念だ。片説は、小説になりきれない小説、というニュアンスで用いられている。主人公は片説家で、とあることから小説家としての道を歩むことになるが、突然小説以外の文字を認識出来なくなったり、バックベアードに拉致されたりと、様々な難題が降り懸かる。そんな中で小説にまつわる世界の一大事や、自分の小説に対する考えを明らかにさせていく、という内容だ。
本作は三島由紀夫賞を受賞しているから本屋ではそれなりの扱いを受けている。
だけど、佐藤友哉さんの小説はどうやら人によって好き嫌いがハッキリするらしいから、興味を持った人は『水没ピアノ』を読んで佐藤友哉適性を確かめてみるといいと思うよ。あれこそ至高の小説だ。あれほど現代の若者の生々しい無為を描けた作品は存在しない。

2008年5月24日土曜日

PainPaintCar

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残る飲み会もついに後一つ…。昨日のは部署の新歓だったから50人ぐらいいた。挨拶ついでにビールをついで回った時に僕もお返しにつがれることに当然なったので、たぶんビールを合計10杯ぐらいは飲んだ。あれほど飲んだのは初めてじゃないかな。でも、僕は周囲には「酒が弱い男」で通ってるわけだが意外といけることが判明した希ガス。あるいは場によるのかな。
新歓が終わったあと、グループに別れて2次会に流れたんだが、僕としては出来るだけ無害な人たちのところにいたかった。というのは下手すると朝まで…と言うことになりかねないからだ。なので戦々恐々としながら店を出たわけだが、店を出てすぐにとある先輩が「おい直也ー次の店行くから来いよー」と誘ってくれたからついていった。基本若手の10人ぐらいのグループ。このメンバーでは何度か飲んだことがあるけど無茶振りもなく大人しく飲むタイプの人たちなので終電を理由に帰るのも抵抗なし。
店を出ると同期から着信とメールがあって、部長やマネージャーが僕のことを探していたらしいことがわかった。いや本当に良かった。その同期は女の子だから当然帰らされるけど、男の僕ならたぶん付き合わされたんだろうな…と思うと間一髪、って感じだった。

コミュニケーションならぬ飲みニケーションってやつが忌避されがちだけど、僕は重要だとも不要だとも思わない。否、重要だと言ってる人の意見も不要だと主張している人の意見も同じくらい理解出来る。僕自身、そんなことでしか親睦を深めることが出来ないのは駄目じゃないのか、と冷めた思いもあるにはあるし、逆にやっぱり飲み会の場じゃないと親睦はなかなか深まらないな、って言う実感がある。つまりは、理性で考えると飲みニケーションは忌避されるものだが、現実問題としては飲みニケーションは不可欠だということだ。
もちろん、飲み方や酔い方も人それぞれだから、一様な姿勢が求められる飲みの場であってはならないというのは大前提だけど、それさえクリアすれば基本的にはまあ楽しんで親睦も深められるものだと思う。
まあ僕はご存知のような性格なので大抵どんな場所に行っても順応して楽しむこと出来るけどね。
飲み会じゃ基本は人との対話だ。話の合う人とはその話で盛り上がればいいし、僕の知らない話題を持つ人ならその人の話を聞けばいい。僕が話題豊富な人間とよく思われるのはぶっちゃけたところその姿勢でしかない。逆にその姿勢があるからこそ、貪欲に人の話題を吸収して他の場へ転化することが出来る。ゆえに、人の話を聞かない人というのは、僕の目から見てあまりに損をしているってわけだ。人の話を聞いてあげるのに損なんてないですよホント。まあ、時々厄介なのがいるけど。そういうのは適当に距離を置けばいいのです。

となんだかんだで週末だ!
今週末の目標は海外ドラマのHEROESの1stシーズンを全部見ること!
あと今読んでる舞城王太郎の『煙か土か食い物』をもうすぐ読み終わりそうなので新しい小説を買ってくること。小説の消費がマジ激しい。

あ、もう月刊アスキーも出てたっけ。

2008年5月17日土曜日

エコスプラッシュ

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一週間に1~2回飲み会のある生活を送る中では、やはりどうしたってフラストレーションは貯まるものだ。特に地位の高い人との飲み会は気を遣うことこの上ないので、お世辞にも気分の良い酔い方を出来るとはいえない。「睡眠時間を確保するやり方よりも、ストレスの発散方法について自覚するほうが大事だよ。眠くは無いけどやる気もない状態と、ちょっと眠いけどやる気に溢れてる状態だとどちらが良く仕事が出来るかと言うのは…わかるだろ?」と言うのは某先輩と食堂で話してたものだが、確かにまあその通りだと思う。多少暴論に近いけど、睡眠時間とストレスを天秤にかけてみればどちらを優先すべきかといえばストレスだろう。長期的に見たとき、様々な弊害を引き起こす。

というわけでストレスの発散についてということで言うと昨日すっかり発散したわけだが、それが同期たちとの飲み会だ。やはり同期というのは気兼ねが不要なので楽しく飲める。どういうわけかちょいヲタに恵まれてるので、その辺の話題もメインとは行かないが話に色をつけることぐらいは出来る。二次会のカラオケでアクエリオンをほぼ全員で大合唱出来る同期はなかなかイイね。アクエリオンが終わる頃に、僕にマイクが回ってきて、「なおやん、最後に『あなたと合体したい…』って言わないと!」と言われたが断固拒否した。それセクハラに捉えられかねないから。一応職場は女性多いんでその辺は自重しませう。「じゃあ、『気持ちイイ~!』って言わないと!」いや、それパチスロだから。
なんかアニソン比率が高かったなあと思う。さすがにマイナーなのはなくて、誰でも歌えるようなメジャーなのばかりだったけど。ここで調子に乗ってサンホラとか歌うと今度から二次会のカラオケはなくなるんだろうか、とか考えた。もちろんサンホラは入れてない。カラオケに行ってサンホラを歌うことが出来るのは個人的に付き合いの深い友人とだけだ。あんなセリフだらけの歌は付き合いの浅い人たちの前では歌えないwwwwwそういえばP嬢にサンホラの歌をいくつか渡してもうたぶん2ヶ月かそこらになるが、そろそろ僕がジマング役でP嬢があらまり役で歌えるだろうか。

まあ、そういう楽しい飲み会ってのは、気分の良い飲み会ってのは、ストレスを発散させる一つの方法だ。
他にも、買い物をしたり映画を見たりゲームをしたりボウリングをしたりスキーをしたり旅行をしたり、と、リフレッシュする方法なんていくらでもあるけど、肝心なのはそれに対する姿勢じゃないかな、と最近になって思うようになってきた。極端な話、「ゲームでストレス発散は出来ない」ってのはゲームに対して心底楽しもうとしてない証拠だと思う。翔子だと思う。しょこたんと思う。一歩退いた位置からゲームをプレイするんじゃなくて、熱中する心構えでゲームをする。選択肢が出てきて「ここで義妹フラグが発生するのか…」とか考えるとどうしても現実的な見方になる。やっぱゲームは非現実的に楽しまないと。
映画とかでも、「ここはカメラワークがイマイチだな…」とか思うともう駄目だね。そんなところに目を向けてても映画は楽しめない。もっと映画の舞台に飛び込まないと。
まあ、それを拒否されるようなのがB級映画の中にはゴマンと存在するんですけどね。観客に感情移入を許さないようなB級映画が。
僕は普通は知らないようなマイナー映画を人に勧めたりすることが普通の人以上には多いため、無駄にそういうプレゼンテーション能力は高いと思う。特にもうゾンビ関連になると止まらないね。前の飲み会でたまたま映画好きな先輩がいて話してたんだけど、酔っていた所為もあって結構一方的な講釈になってた覚えがある。すみません、僕映画の話になると熱くなるんです。特にバタリアンとかが解る人には、ちょっと懇意にしたいなあ、と。こういうと腐ってるのはゾンビじゃなくて僕の脳だと思われそう、っていうか思われてるけど、僕はまだ発酵レベルなので。本当に腐ってるのはうちの姉の方で、足取りが少しフラフラしてる人を見たら「ファイドだ!ファイドだ!」とか言ってわざわざ電話してくるんですよ。弟としては、電話代返せ、と思う。ゾンビオタクとしては、いいぞもっとやれ、と思う。

2008年5月10日土曜日

ダウンコースターの野望

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MOZAIC.WAVの『三つ巴』が最近お気に入りなわけだが、これは歌い手であるみーこさんが一人三役で歌っているものと思われる。オネエ系の声はちょっと判断しにくかったが、みーこさんは「わ」の音に特徴があるから恐らくそうだろうと思う。
例えばこれがただの邦楽、あるいはただの歌であったなら、一人三役で歌い分ける意味がまったくわからないところだったと思う。
しかしながら、この『三つ巴』は三人娘のそれぞれの立場から歌った『キャラソン』であるから、一人三役と言うのは納得も行くしまた凄いとも感じる。
僕が最近『キャラソン』ってやつに多大な魅力と未来性を感じるのは言ってしまえばそこに尽きるわけであり、そういう意味合いで考えれば声優の音楽界進出ってのは必然とも言えよう。声の使い分けのプロである声優がキャラソンを歌うことによって生まれる音楽性の幅の広さは現在のところ僕には把握することすら許されない。

歌い手、あるいはバンド、あるいはプロデューサーのメッセージを乗せた旧来の歌は、あくまで一人の実在する個人としての側面が強いために、その表現には限りがあった。想像力以上に、現実的な制約が大きかった。
だが、歌そのものにストーリー性やキャラクター性を内在させたキャラソンは、現実世界の制約を受けない表現が可能であり、極端に言えば逮捕されかねないヤンデレ的歌詞や、12人の妹がそれぞれ兄を思う歌なんてのはそれこそ現実にはそうない。
平たく言えば、旧来の歌があくまで現実世界をベースにした創造物であるのに対して、キャラソンはベースとなる世界観がまったく違うし、実に多様だ。ファンタジー世界の歌もあれば殺伐とした傭兵の立場に立った歌もありえる。
そしてそうなると、当然聞き手の感想も多様になってくる。単純にメロディーがいいとか歌詞がいいとか言う、等身大の自分をベースにした感想ではなくて、自分の価値観を丸出しにした状態での感想が出てくる。それはありえない世界観に対する評価であるからだ。

そういう中で、僕が音楽的に注目しているのは『声の主』だ。当然キャラクターを生み出すプロデューサーも大事だが、僕はそれを表現することの出来る人の方が大事だと思う。
例えば、スピッツの草野さんがサンホラの曲を歌ったところでたぶん僕は何の感慨も得られないと思う。サンホラのような世界観の歌はあらまりさんやジマングさんが歌ってこそ引き立つ。B'zの稲葉さんの絶大な歌唱力を持ってしても恐らく同様の感慨で、つまりはサンホラの世界観の歌は歌い手の実力以上に表現力が求められるワケだ。
『三つ巴』は三人娘の声を使い分けてこそ初めて『キャラソン』になるわけであり、例えば平易な歌声の持ち主が歌っても、それは所詮歌い手の想像する世界の歌を『歌い手が』歌っているに過ぎない。『キャラクターが歌っている』にはならないのだ。だから、ことキャラソンにおいては歌い手はキャラクターになりきる必要が当然生まれる。

MOSAIV.WAVのニューアルバム『AmusementPack』は通常のオムニバスなアルバムではなくて、コンセプトCDとされる。
秋葉原という一つのオタク街をテーマパークに見立てて作り上げられたアルバムだ。僕はもう何度も聞いているが、そこにはみーこさん個人のメッセージは感じられない。一曲一曲の歌を歌として捉えるんじゃなくて、一つのアミューズメントと捉えることで、アルバム全体の世界観が理解出来、脳裏にイメージが湧く。

東方の曲は最近多いけど、上記のような意味合いで考えればあれらはキャラソンじゃなくて「東方テーマソング」とか「東方イメージソング」とするのが正しいと思う。と言っても僕は数曲しか知らないけどね。

僕がたぶん変なんだろうけど、僕は歌を聞いて何かの情景をイメージ出来るか出来ないかで、結構ハマり具合が違ってくる。いくら皆が「良い歌だ」と言っても聞いてて何のイメージも沸いてこなければ「良い歌」以上にはならないし、その逆も然り。
だから僕が「これは良い!」という曲を勧めても微妙な反応しか返ってこないわけで。もちろん、メロディーだとか演奏だとかにも着目するけど、イメージ出来るか出来ないかはそれ以上に重要な要素ですな。
だからかどうかわからないけど、僕がスピッツを好きな理由はそういう、歌を聴いたときの情景がハッキリと露骨すぎるほどにイメージできるからだと思う。『夜を駆ける』とか、もう完全に僕の頭の中で一つのイメージが出来上がっていて、PV的にそれをFlashで書いてみようかと思ったことも何度もあるんだけど、4分30秒の長さのFlashを作ることの難しさの前に度々挫折しているわけです。

2008年5月6日火曜日

魂魄妖夢は砕けない

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GW初日、高校時代の理系組と集まった。いわゆる定例会である。と言っても年に二回ぐらいだけど。
社会人になるとなかなか調整のための時間も取れないため、僕のホットペッパーを眺める時間が激減したわけだが、やっぱり店はちゃんと調べていったほうが良いな、と言う教訓を得た。それはまた後述しよう。

18時にみんな集合して、そのまま雑談しながら予約していた店へ移動。
案内されたのは4人掛けのテーブルだった。僕らは5人だ。そしてテーブルの前にはパイプ椅子が…あとはわかるな?
不幸な『椅子取りゲーム』の勝者は楓だった。
いや、まさかこんなことになるとはwwwちょうど団体さんが来てて僕らは追いやられたってわけだ…ほんとサーセンwww<楓
まあ楓とは冬の新潟で裸同士で冷たいシャワーを浴びた仲だからこのくらいじやめげないとは思ってるけど!


とにかく先ずはアルコールを頼まないことには話が始まらねえ。僕は今日はどんなカクテルを飲も…
おさる『生いる人は挙手!』

僕以外の4人挙手した。これなんてフルボッコ?僕も生を頼まないとKYみたいじゃないかww

と言うわけで生が5つ来た。乾杯する前に食べ物も頼んでおこう。さて、どれを頼…

初号機『とりあえず焼鳥串を全種類5人前ずつ』
ロリ店員『申し訳ございません…全種類ですと皿に入りきりませんので…』

ワロタwww正確に何種類あるかは忘れたが約10種類の5人前とか一人一本としても50本www皿に乗る乗らない以前に厨房の中の人クライシスwww

初号機『じゃあえっと、まず左半分を5人前で』

テラ半減www

僕『なんか全種類食べないといけない罰ゲームみたいだな…』

しばらくしてロリ店員が持ってきた量はすごい量だった。だが腹も減ってるしテンションも上がってきたのでガツガツ食べた。おさるは何故か序盤でアイスクリームを食べてた。
2時間の食べ飲み放題だったが、元が取れたとかそんなレベルじゃねーぞ!ってぐらい食べた。美味かった。

そして次の店へ。途中ゲーセンに寄って時間を潰した。初号機とおさるが『アクション刑事』と言うアーケードゲームをプレイした。なかなか思ったよりもハードなゲームだったらしく、二人とも額に汗していた。

二軒目は個室がウリの店だ。なんと全席個室らしい。この店を選んだのは何を隠そう僕だが、個室を選んだのはワケがあって、つまりは僕らが二軒目で話す時はなるべく邪魔が入らないほうがいいだろう、と言うものだ。
が、確実に個室に入れるという意味での選択は間違ってはいなかったが、酒の意味において間違っていた。それが上述した教訓である。
つまり、日本酒をロックで持って来たり、プレミアムモルツの味の酷さがプレミアムだったりと、散々だった。やはり酒のことについては事前に空目の承認を必要とするな。
食べるほうは、流石に前の店であれだけ食べたので必要なかった。注文したのはタコワサだけだった。

僕らはたいてい、二軒目では時間をかけて物事を良く話し合う。みんな理系(しかも高校ではトップのクラスだ)なので難しい話が大好きだ。僕は頭蓋の中身の出来が子供の粘土細工みたいに酷いので聞くので精一杯だが、今回の話は興味深く面白かった。

先日、宇宙飛行士の向井さん(合ってるよな?)がスペースシャトルの中でブーメランを投げ、それをまたキャッチすると言う映像がニュースかなんかで放映されたが、あれが謎だと言う話で盛り上がった。
僕の拙い解釈で語弊を恐れず言うならば、地上で投げられたブーメランには3つの力が働いている。『重力』と『揚力』と『コリオリの力』だ。コリオリの力は回転体にかかる特有の力らしい。揚力は飛行機が飛ぶというアレだ。
その3つの力で投げられたブーメランは戻ってくるそうなんだが、宇宙空間では重力がない。さらに空気もない。ために、真の宇宙空間でブーメランを投げたとなると真っ直ぐにしか飛んでいかないわけだが、スペースシャトル内には空気があるために少し変わる。理論上ではスペースシャトル内は空気があるため揚力が発生するため、コリオリの力も加わるかなんかして螺旋ループの動きになるらしい。それがどういうワケか投げたブーメランが戻ってきたというのだから宇宙ヤバイってな話だ。一体どうなってんだ(ビフ風に

あと、大学の教授ってのはこうこうこういうワケで給料が少ないとか言う話にもなった。空目が現化学者(化学者というとビーカーコポコポと言うマッドサイエンティストな印象が強くて、まあそれは偏見だろうなと思って聞いてみるとまさにマッドサイエンティストなことをしてると言うので驚き。とにかく発がん性物質と放射能とボツリヌス菌には気をつけてね)なのでその界隈の生々しいお国事情が伺えるからなかなか面白い。僕と楓以外は皆大学院に行ってたから大学による違いであるとかそういうものも伺えて大変興味深かった。
バイオ燃料ってやつも、その辺の化学者である空目から言わせると「ゴーサインを出したやつが馬鹿」だそうで。確かに燃料にはなりえるけど、それまでに必要なコストが馬鹿高いから今の高騰した石油価格よりも変わらないか、あるいは酷いことになるとか。一般的に認知されてるバイオ燃料に対する認識ってのは大抵がマスコミが煽った結果に過ぎないので正しい知識を得ましょうね、っつーことだそうだ。まあ確かにマイナスイオンどうこう言うやつもひたすら曖昧らしいからな。

まあどこの業界でも色んな綻びがあるもんだよ。僕は幸い色々な友人がいるからそれぞれの業界の話を聞いたり出来るけど、総じて言うと大変じゃない仕事なんてないよホント。
IT業界は輪をかけて酷いと言う話がよく出るけど、あれは僕はネット特有の話題だと思うんですよね。いくらインターネットが普及した現代とは言え、一般の方々はヤフーニュースで十分なわけですよ。
はてブとかで話題になるような記事ってのは、話題にする人が絶対業界人だろって言うような人ばかり。
平たく言うなら、運送業の人はプログラマと同じようなネットの使い方はしないし、違う業界のことに興味を持って幅広く調べるような人は極一部だということ。

↑のパラグラフは僕の独白なので酒の席では話してないので悪しからずw
まあ個室ということで周囲に気兼ねなく色々深く話せて面白かった。専門学校時代の友人同士で話すのとはまた違った新鮮さがあるね。異業種交流ってのは大事だと思うよ。
そんなこんなで終電の時間になったのでお別れ。いつもならそのままカラオケに流れるのだが、申し訳ないことに翌日予定があったので電車で帰らせてもろた。他の皆は漫喫で夜を過ごしたんだろうか…w

次はお盆前後!…うまく皆の休みが取れれば!

2008年5月3日土曜日

かもすぞー

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今になってもやしもんを姉から拝借したので読破。
もっと速く借りて読んでおくべきだったwwwこれは面白い!
すぐに何かの影響を受ける僕は、こういうのを読むとすぐに関連書籍を読みたくなる。漫画読みながらウィキペディアで検索したのも2度や3度どころじゃない。
菌についてかなりわかりやすい本なのでマジオヌヌメ。漫画としてかなり良作。
一番身近な発酵物である酒に関する話が多いので、酒好きな人も興味を持って読み進められるかと。

菌たちの会話の中でも
S・ウバルム「人の飲んでる酒は、みんな培養酵母を使うとか」
S・ウバルム「オレら天然に頼ってちゃ安定した生産が望めないとか」
P・クリソゲヌム「酒を安定生産?何言ってんだ人間は」
S・ルーキシィ「あんなモン 酵母のかもしのさじ加減一つだろ」
ってのにクスッと笑ってしまったwwwwww
菌の擬人化がこんなに面白いとは…不覚!