ページ

2008年7月27日日曜日

『怖がらないで 闇の向こうへ 手を伸ばす前の回り道』

0 件のコメント:
四捨五入を積極的に嫌いになり、かつ、切り捨てのことを自主的に尊崇するべき年齢になってしまった。そういうレトリックが通用する年齢となると、24歳と25歳って結構違いがあるような気がするんだけど、たぶん気がするだけだ。うん、きっとそうだ。

25日の金曜日、定時寸前に、どうしても今日中にやって欲しい仕事があると上司から言われたので渋々片付けていたため30分ほど遅れることになってしまったものの、無事専門学校時代の定例会は開催された。
学生時代から行き着けのうどん屋での会合を予定していたのだが、見事に満席。まあ予約を取っていなかった僕らが悪いっちゃ悪いんだがw専門学校時代の定例会メンバーの間ではノープランクオリティが時々炸裂なので。高校時代の友人たちは僕がいながらノープランがありえるのかと思われるかも知れないけどその辺はその場とふいんき(←何故か(ry))なのです。
うどん屋にフラれた僕らは行き場を失くし、コンクリートジャングルの熱帯夜な暑さが僕らの体力と精神を蝕む。
とりあえず入れる店ならどこでもいいと言う貪欲な精神を発揮し、いくつかの店を回ってみるもののどこも満席。天神祭行けよおまいら!
そんなこんなで行き着いたのは、これもまた何度行ったかわからない『鳥貴族』。アルバイトの募集の張り紙はもうなかった。
しかしこの鳥貴族、居酒屋にしながらなんと携帯の電波が入らないのである。でも電波な人は入ってもいいらしい。むしろここの焼きおにぎりが電波。
入る直前に、仕事で遅れるらしかった残りもう1人にメールを送る。前に来たことがあるから恐らく入れるだろう…そう思っていたけど、結局彼は来なかった。翌日にメールが来たので謝っておきました。ごめんね。また9月ね。

鳥貴族で約3時間、取りとめのないことを話すことに費やす。
さすがに入社してからもう約4ヶ月ほど経っているので、様々な仕事の話を聞けて面白い。
IT系と一口に言っても色々あって、「ほんとにそれはIT系に分類されるのか?」というものまである。カスタマーサポートの仕事とか結構そういう印象を得た。ITというよりは電器系に近い。
なんとなくだけど、うちの学校を卒業した人と言うのは、開発現場よりはどちらかというと運用現場のほうが数が多いんじゃないかと思う。聞いた限り、「バリバリのプログラマーっすよ!マジもうどんな処理でもデリゲートしちゃいますよ!」ってな人はあんまりいなさそう。まあ、運用から始めて後々開発、って言うPathを通る人が多いということなのかも知れないけどね。

前回の4月の会合時には東京に居たため参加出来なかったイケメンI氏も参加出来たので、オタク話にも華が咲いた。
でも僕が最近結構オタク離れしてるからなあ。語れることにもすぐ限界が来る。
てか抱き枕を所持してる人って結構多いんだな。特典で付いてくることが多いのだろうか?よくわからないが、朝と夜のお共の選択肢として市民権を得てきているようだ。いずれまたマスコミが取り上げるんじゃないか。

定例会メンバーのトラブルメーカーであるZ氏はIT業界を脱出すると仰られてましたwwwww
働くことに意味や目標を見出すことの出来る人なんて極一部だと言う現実をまだよく判っていないようです。長い目で見ればいろいろな業界を渡り歩くのは悪くはない行動だとは思うけど、残念ながら人生はそんなに長くはないし、昨今の日本社会はそこまで甘くはない。「すぐに嫌気が差して辞めてしまう人」と言うレッテルを貼られるのがオチだろう。そうならないためには戦略と工夫がいるわけだけれど…どうなることやら。
働いているうちに色々な疑問が去来するわけだけど、そのほとんどは自分の力ではどうしようもない疑問だったり、あるいは抽象的すぎて解決の糸口すら掴めないような疑問であったりする。
前者は主に『理不尽』と呼ばれ、後者は『哲学』と呼ばれることが多い。
多くの人はそれらを解決することは出来ず、いつか解決を諦め受け入れることのほうが圧倒的に多い。それが世渡りだと僕は思っている。
働く意味や生きる意味なんてのは、それこそ致命的なまでに後者に属する疑問であって、たぶん人間が考える知能を備えてから何億人もの人が直面して、そのたびに諦めてきた問題だ。
けど一部の人はその問題を解決してる。どのようにか?たぶん思い込むことによってだ。それしかありえない。
だから、飲み会の場ではそんな気障なことは到底口に出来なかったけど、僕は如何に自分を思い込ませることが出来るかと言うのが賢い生き方の分かれ道だと考えている。
疑問が出るということは他の可能性や選択肢があるということであるが、全ての可能性や選択肢を吟味出来るほど世界と言うのは狭くはないし、人間の持つ時間は短くない。

とまあ、酔った脳でそこまで思考出来るはずもないけど、醒めた脳でそのテーマについて考えれば僕は結論はそういう風になるw
必要なのは、決断力と思い込み。情報の多いこの時代に重要なのはその二つです。

そんなこんなで次回の定例会は9月下旬ということにして解散。

そして26日。
朝からEの自作PCエラーに付き合わされて、近所のYAMADA電機にまで足を伸ばす羽目になってしまい、少し慌しい午前中となったが、午後からのハイパーお出掛けタイムには間に合った。
13時にP嬢を迎えに行って、電車で難波へ。僕の誕生日だということで、お出掛けして色々よしなにしてくれる魂胆らしい。
この時期の日本橋は当社比130%のクソ暑さなので、セブンイレブンでの水分補給用飲料購入は欠かせない。グランドクロスに立っているメイドさんが日を追うごとにギャル化していることに嘆きながら、とらのあなへ入る。
そこで…
少女マテリアル (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
鳴子ハナハル
ワニマガジン社 (2008-07-01)
おすすめ度の平均: 4.5
3 昔の描いた作品が多い。
5 エロ本に、感動してしまいました。
5 これほど待望されたエロ漫画が、かつて世界に存在しただろうか?
3 綺麗+可愛い+物語-短い-エロ少=並
5 国民的18禁マンガ

を誕生日プレゼントに買ってもろたwwwwwwwwwwwwwwwww
発売当初から僕が「すごいらしいぜ」「1日で入荷分が完売らしい」「サンプル画像見たけどエロすぎワロタ」とか言ってたのが原因wwwwうん、男のオタクに理解のある良いヲタ幼馴染かつ彼女なのですよ。
前述した抱き枕に関しても「そんなに欲しいなら買えばいいじゃない!フンッ!」と理解を示してくれてるのだが、正直なところ僕は実家住まいのため、キャラクターな抱き枕は置く場所がない上に見つかった場合居場所がなくなる可能性があるので期待には沿えない。

少女マテリアルの売り上げに貢献した僕らは、菌類のグッズを求めてさらに彷徨う。
しかし、思ったよりも菌類のグッズは増えていなかったため、C・ボツリナムとO-157のストラップを購入するだけとなった。
あと、P嬢の部屋に飾るように、らき☆すたの小神あきら様のねんどろいども購入した。

これも議論の対象になったが、ハルヒ関連のフィギュアは数多いが、デフォルメのやつにしてもそうでないちゃんとした頭身のやつにしても、一番可愛いのはみくるであるという事実。
ハルヒは頭身の高いやつはそこそこ可愛いのだが、デフォルメされた途端微妙な出来具合になってしまう。
長門はどこが良いのかさっぱりわからん。
ちゅるやさんはなかなかクオリティが高いけど、やっぱり喋らないとなあってのがある。
以下省略。
つまりはまあ、ねんどろいどプチのカエルの着ぐるみを着たみくるは可愛すぎるってことだ。買ってないけど。

日本橋を離れ、いくつかのゲームセンターを覗いてプライズゲームが醸されてないことを確認し、心斎橋にあるケーキ屋『ココリコ』へ。
そこのケーキが美味しいらしく、ささやかにバースデーケーキとすることに。
バァスディケェキ
うっかりしてて携帯メール用のサイズで撮ったものだからちょっと画質が粗いけど。1380円のアフタヌーンティーセット。好きなケーキとサンドウィッチとブルーベリージャムのついたスコーンとアールグレイのアイスティーのセットだ。これだけついて1380円はめちゃくちゃお得。だってケーキ一つでも500円とかするからな。
アールグレイのアイスティーにはスコッチ・ウィスキーがついていて、銀河英雄伝説のヤン・ウェンリーよろしく一杯やりたい気持ちもあったのだが、アルコールに弱い僕のことだから自制することにした。
ケーキは大変美味しかった。さすがは専門店。良い誕生日ケーキを食べることが出来ました。ありがとうP嬢。
梅田にある店がP嬢はお気に入りだそうで、その理由が制服がフリフリだからだそうだ。フリルがついてれば高得点らしい。僕のスーツにもフリルをつけることを検討しよう。

ケーキを食し、糖分で腹を満たした後、ロフトへ行った。
僕はもう2,3年前から、自室の掛け時計が古いから新調したいと言ってたので、その願いを叶えてくれるらしい。
家具のあるフロアに飾られた掛け時計を見て興奮していた僕だったが、「コレだ!」って思えるものがなかったので、東急HANDSも見ることにした。妥協はしたくない…!
東急HANDSの地下1Fにあった時計の中でも、初見で閃くようなクールな時計はなかったが、ずっと見ているうちに一つの時計から目が離せなくなった。
これだ…

ワン
ツー
スリー

新しい時計
四角い形の時計ではあるが、数字も実にシンプルなフォント。
しかし、特筆すべきは文字盤を覆っているアクリルのようなもの。
画像ではわかりにくいが、四角の上辺と下辺を、アーチ型の曲線をしたアクリル板のようなものが時計全体を覆っているのだ。
これが非常に目に付いて離れないので、君に決めた!というわけだ。
そうして第二プレゼントとして買ってもらった時計を引っさげて、ディズニーストア経由でゲーセンに行き、少女マテリアルのプリクラを撮った。プリクラが少女マテリアルを撮るために存在するものなのかどうかは議論の余地があるところだが、とりあえず実績を一つ作ってみた。
16時過ぎにスイーツ(笑)をたっぷりと食べたために、そこまで腹は空いていない。しかし何も食べないで過ごすには心もとない。と言うわけでポムの樹でSSサイズのオムライスを食べることにした。非常に美味だったが、店員さんがグラスを割ってしまっていた。
そうして帰宅し、部屋に時計を早速飾り、少女マテリアルを読破した。絵の上手さ可愛さエロさもさることながら、漫画としても普通に面白いと思うんですよワタクシは。さすがはかみちゅ!の人ですね。

27日は、Eがオークションで約20000円で落札したというスピッツ純情双六全国ツアーのライブDVDをEの家まで鑑賞しにいった。値段が高いのは、当然これが限定品であるため。プレミアがついている。
内容のほうは、プレミアの名に相応しいほどの、スピッツファン垂涎の出来。
『夜を駆ける』はほんとヤバすぎ。僕の語彙が少ないとかそんな事実はさておいたとしても十分に筆舌に尽くしがたく、「すごい」としか形容できないほどのすばらしさ。神々しさ。一つ一つのメロディーがいちいち綺麗で、完成度が高すぎる。見入ってしまって、持っていたアイスが溶けていることにも気づかなかった。
スピッツのライブには安定感があることがファンの間では通説で、ミスチルやレミオロメンみたいに曲の肝心なところで声が出ないとかいうのがありえない。
異常なほどの演奏力。それがスピッツのライブだ。
エッセイ集『旅の途中』を読むと、世間的なスピッツのイメージが如何に作られたものであるかがわかる。ロビンソンが爆発的に売れたため、そのイメージで今後続けていくことを余儀なくされたわけだが、それはメンバーとしては不本意なことで、実際その後、ベストアルバムである『リサイクル』を出すまではひたすら迷走を続けている。第一、ロビンソンは名曲として認知されるようになったものの、曲が出来た当時はメンバーは「また地味な曲が出来たなあ」程度にしか思ってなかった。B面に収録されている『俺のすべて』のほうがメンバーとしてはお気に入りで、本当はそっちをA面に持って行きたかったが、レコード会社との関係でそうはならなかったらしい。
今はどうかと言うと、『ロビンソン』はライブじゃ時々歌う程度にしかならず、その一方『俺のすべて』はライブじゃ必ず歌われるほど、スピッツのライブじゃ定番の曲になっている。『俺のすべて』を演奏しているときのメンバーは本当に楽しそうだ。
僕もEもスピッツを語り始めるとキリがないが、一ついえるのは、メジャーとかマイナーとか、名曲とか駄曲とか、売れるとか売れないとか、そんなのはどうでもいいからスピッツにはスピッツの作りたい曲を作ってもらいたい、って言うこと。シンプルだ。

ライブのDVDを見てひとしきり語り終わったあと、テニスの練習に行こうということで車を走らせていたものの、河川敷にあるテニスコートへの行きかたがまったくわからなかったので断念。仕方ないからライブ映像を観た興奮を持ってカラオケに行こうということで1時間だけ歌ってきた。うん、まったく歌える気がしなかった。

そんな感じに週末も終わり。最近週末がやたら充実していて楽しいけど、その分平日の仕事もメリハリつけて頑張らないとな。

2008年7月20日日曜日

一昔前は『おお、CG使ってる。すげー!』なんて言われてたけど、今じゃ『ああ、どうせまたCG』だろといわれるようになってる。そのパラダイムシフトが面白かったりする。

0 件のコメント:
タイトルは無関係w久々に映画観たからその感想でも。

28週後... (特別編)
28週後... (特別編)
posted with amazlet at 08.07.20
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2008-06-06)
売り上げランキング: 744
おすすめ度の平均: 3.5
1 見終わって不快感だけが残る最低の映画
4 親父がすごい
5 凄いわコレ!
5 正当な続編です!あとネタばらしのレビューに注意しましょう。
3 グロくて救いようのないはなし。


僕がmixiで所属するゾンビコミュニティで結構人気が高く、姉もそこそこお勧めしていたので観てみた。
『28日後…』がかなり面白かったので、経験的にそういうものの続編ほどコケる可能性が高いんだよなあ、って思ってたので、そういう高い評価が多いことに驚きだったんだが、観てみれば、なるほどコレは面白い。
『28日後…』をもっとザック・スナイダー監督の『ドーン・オブ・ザ・デッド』にしたような感じだった。設定とかは『28日後…』とまあ同じ、てか後日談だから当然なんだけど、バイオレンス性が相当増している分、見ごたえはあった。

監督はダニー・ボイル監督ではなくて、スペイン人のファン・カルロス・フレスナディージョ監督らしく、なんだよその人、と思って調べてみたら、『10億分の1の男』の監督だった。
『10億分の1の男』は観てる途中で寝てしまったぐらいしょうもない映画だったが、やっぱり背後にダニー・ボイルが製作総指揮として控えているためか、『10億分の1の男』の退屈さはまったくなかった。
と言うより、撮影手法に関してはザック・スナイダーの影響をめちゃ受けてるんじゃないかと思える部分が散見した。
特にゾンビの取り方。ゾンビそのものの動きがめちゃくちゃ早いことを演出するため、どうしてもカメラワークを激しくしないといけないのだろう。結果として、『ドーン・オブ・ザ・デッド』のパラレルストーリーとして観られてもおかしくないような形だった。(もっとも、現代のゾンビの全ての原点は『ドーン・オブ・ザ・デッド』にあるんだけど)

内容は、ゾンビモノと言うよりはバイオハザード系。
レイジウィルスと言うウィルスによって人間がゾンビ化した『28日後…』の世界からさらに28週間経った世界の話。
冒頭で時間経過のダイジェストが流されるが、それによると、1~2週間でロンドンが壊滅し、5週間で感染者が飢餓のため全滅し、15週間目でロンドン復興が始まる、と言うあらすじだった。
主人公たちの母親は、1~2週間目で死んだと思われていたが、ロンドン危険区域内の建物内でひっそりと生きていた。
それを訝しく思った研究者が調べたところ、感染はしているものの症状が出ない、つまり『レイジウィルス保菌者』であることが判明。
DNAの一部が免疫の役割を果たしていることが推測され、そこからワクチンが生み出せる希望を得た。
主人公である10歳の男のアンディと16歳ぐらいの女の子タミーは、免疫を持つ母親の親族として、生き延びねばならないが…

と言うようなあらすじ。

ゾンビコミュニティでも、全力疾走ゾンビ肯定派と否定派に分かれて日夜議論されているけど、僕はどちらかと言うと否定派だなあ。あ、バタリアンはいいんですよ。あれは知能あるし。
ロメロ信者と言うことも手伝って、やっぱりゾンビはノロノロしてないと、ってのが僕の意見。
ザック・スナイダーの『ドーン・オブ・ザ・デッド』は確かに名作で面白かったけど、結構アクションで誤魔化してるところあるんじゃないかなあ。
ぶっちゃけて言うと、ノロノロゾンビで恐怖感を出すことが出来てるのってロメロだけってのが大きい。そこがすごく尊敬に値する。他のゾンビ映画のゾンビって、ノロノロだけにどうしても滑稽にしか見えないし、それをいいように利用されてるからストーリーが破天荒になってしまってるし突拍子がありすぎて脈絡がない。
ロメロのゾンビは、非常に現実的なレベルで行動して、それがさらに恐怖感を煽る。ロメロの『ドーン・オブ・ザ・デッド』がいつまでもゾンビ映画の金字塔であり続けることが出来るのは、語りつくせないほどの要因があるんだ。
だからこの『28週後…』をゾンビ映画としてお勧めできるかどうかはさておき、単純な映画としてなら僕は太鼓判を押してお勧め出来る。
もっとも、心臓の弱い人はあんまり見ないほうがいいと思うけどw

時をかける少女 (Blu-ray Disc)
角川エンタテインメント (2008-07-25)
売り上げランキング: 6
おすすめ度の平均: 4.5
5 何度でも観たくなる、観て良かったと思わせる作品。
5 BD版新規映像特典 アートギャラリー
5 やっぱり高画質で見たかった
5 お薦めです。
5 渋谷のシネセゾンの音響を、もう一度


昨日TVでやってたから観たw
何度もDVD借りようと思ったんだけど、TSUTAYAに行くたびにレンタル中だったから半ば諦めてた。
で、まあ2年ぐらい遅れて観たわけだが、確かにこれは面白いなあ。
原作が結構古いやつなのにもかかわらず、こうまで魅力的なのはやっぱり名作である所以か。

でも、不満はある。声優とか声優とか声優とか。
もうね、ほんと映画にタレントみたいな新人声優とか出すのやめてほしい。声を本職にしてる声優と、普通のタレントじゃ何もかも違うんだ。ジプリの最近の作品が微妙な理由の何位かにはランクインしてると思うよ。声優が全て、とは言わないまでも、キャラクターに対する声の合致ってのは、視聴者の感情移入に割りと直結する部分だと思うし。
金曜日に『となりのトトロ』をやっていたから、真琴の泣き声がチープに思えてしょうがなかったよ。メイみたいな真に迫った泣き声は声優以外じゃ難しいと思う…。

まあ時かけの内容は本当に面白いので観る価値はあるね。
『バタフライ・エフェクト』を連想したのは僕だけでは決してないはず。

2008年7月19日土曜日

下手の横好き。好きなものがあって結構なことじゃないか

0 件のコメント:
僕はEやDなんかとしょっちゅうボーリングをやっていて、その都度平均で140~150のスコアを叩き出しているので、結構うまいと思われがちだが、それは「脱・初心者」程度だ。
EやDを含み、よくボーリングをやる身内連中が皆口を揃えて言うのは、「スコアは環境に左右される」と言うこと。
もちろん、一定以上の巧さになると環境なんて関係なくなるんだろうけど、僕らみたいな素人に毛の生えたようなやつらは環境にモロ影響を受ける。
だから、違うボーリング場でスコアが出なかったからといって「お前も大したことないな」的なことを言われるのは心外であり気分の良いものではない。単なる煽りならまだ良いのだが、僕がイラッとするのは上記のことを理解していないからだと言うこと。それを言うと「本当にうまかったらどこでもスコアは出るよ」てなことを言われるが、そんなことは当たり前だ。本当に巧くないからこそボーリング場の慣れ不慣れによってスコアに差が出るんだろうが畜生め。と毒づいてしまう。漫画家でも、カラー原稿だと綺麗なのにモノクロ原稿になると途端に絵柄が違って見える作家とかがいるだろうが。その作家に対して「本当に絵がうまい人はカラーでもモノクロでも関係ないよ」と言えるのかと。僕は一応どっちも書いたことがあるから、両方の特性や難しさはわかってる。だから話として批難はしても感情的に批難はしない。出来ない。
批判ってのは本当に簡単だからな。難癖なんてどうとでもつけれる。だから批判の多い人よりも、何かと誉めることの多い人のほうがすごいと言えばすごいのだけど、誉めすぎてもいずれは信用出来なくなると言うことにもなるし、つまりはここでもバランスが大事ということだ。(高校時代のクラスメイトの一人はとにかく何でもかんでも誉めていて、最初は結構話してても楽しかったのだがそのうちどれが本心なのか見分けがつかなくなって皆と距離を置かれるようになった、と言う経験もある。)

まあ、僕は友人たちと趣味としてボーリングを楽しめたらそれでいいのであり、話のネタとしてそのことをよく話もするけど、今度からは「初級者・中級者・上級者」と言う区分けが存在するのだと言うことを口をすっぱくして言うことを心がけよう。上級者はどこでやってもうまいが、中級者は場所や環境による、と。


幻夜
幻夜
posted with amazlet at 08.07.19
東野 圭吾
集英社
売り上げランキング: 7010
おすすめ度の平均: 4.0
3 続編は?
3 「幸せ」になるために手を汚し続けるのか?
4 またしても、謎の美女にやられました
4 私も、裏切られた!
5 凄い読後感


『秘密』ほどではないけど、これもなかなかの読後感。
続編が出て、謎が明らかにされるのか、それとも本編のみで謎は読者任せなのか判然としないが、とにかく最後の最後まで翻弄されるような小説だった。
本作は、阪神大震災の被災を契機に人生をやり直す二人の男女の物語を描いた物語だ。
魅力と才能を併せ持つ「女」の言う幸せのために男はあらゆることを遂行し、徐々に迷いや疑念を抱き始めるのだが、それすらも「女」の思慮の範疇だった、と言うようなすごい深慮遠謀を延々見せ付けられる。
一応作品としては『白夜行』の続編という位置づけで、実は僕はそれを読まないまま、P嬢の父上に拝借したわけなので、『白夜行』を買って読んでみようかと思わないわけがないわけですwwwまあもうAmazonで注文しちまったけどな(゚∀゚)


ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎
新潮社
売り上げランキング: 391
おすすめ度の平均: 4.5
5 いちばん売りたい本
5 一気に・・・
5 もうひとつの結末
4 ジェットコースター小説だが・・・
3 え!?これでいいの??


確か『本屋大賞』かなんかを受賞してた本作は伊坂幸太郎の書き下ろし小説だ。
「伊坂が娯楽小説に徹するとどうなるのか?」を実現したとされる作品だが、もしそれを徹することでこれが完成したとするなら、それはすごいことだと思う。そんな小説。
何がすごいって、構成がすごい。

1:事件のはじまり
2:事件の視聴者
3:事件から20年後
4:事件
5:事件から3ヵ月後

という構成なのだが、4と5以外はひたすら事件についての詳細な描写のみ。
最初はなんだこれ、と思うような内容だった。
が、4の事件が始まるともう止まらない。約400ページ強を使ってひたすら逃げて逃げて逃げまくる。そんな小説。逃げる以外に選択肢のない、冤罪の被害者である主人公。
伊坂版『The Great Escape』といわれるのも必然だろう。
そして何より、話の収束のさせ方が秀逸。バラバラの視点を最後には一つにする手法は、京極夏彦並の手腕を感じた。

あとがきでも明かされるし、1/5ぐらい読めばすぐにわかるのでココで公表しておくけど、この小説のモチーフは『ジョン・F・ケネディの暗殺事件』だ。
あの、歴史上類を見ないほど謎に包まれた事件ね。暗殺の状況に様々な矛盾が出てきているにも関わらず、オズワルドが犯人に挙げられ、そのオズワルドはTV放映中にジャック・ルービーによって衆人環視の元殺され、結果的に迷宮入りしたと言う、誰もが知ってる事件だ。ジャック・ルービーはオズワルド殺害を私的な理由だと供述し、獄中でも多くを語らず死亡してしまう。
そんな謎めきまくる事件をモチーフにして、宅配ドライバーである主人公をオズワルドにして逃走させ続ける書き下ろしを描いた伊坂の文才に嫉妬。けど超オススメ。
余談だけど、ジョン・F・ケネディの暗殺事件の真相は2039年に明かされる。それは当事者がほぼ他界しているだろうという年だから、とされている。少なくとも、そう言う限りは真相は判明しているわけで、それは逆説的に陰謀説の証明にしかなっていない。

2008年7月12日土曜日

かおりのおくりもの

0 件のコメント:
SPACE AKIBA-POP
SPACE AKIBA-POP
posted with amazlet at 08.07.12
MOSAIC.WAV (2006-01-20)
売り上げランキング: 375
おすすめ度の平均: 5.0
5 奇跡的な神盤
5 その調子!
5 いただきじゃんがりあんR
5 これはいい
5 元気になります


このアルバムに入ってる『かおりのおくりもの』が秀逸すぎることに今更気付いて自分を叱咤してやりたくなりました。
もしも もしもね
ニオイをビットマップのR・G・Bみたいに単純な信号で完全に表せたら
それはきっと、未来の一歩かもね

でもちょっぴり怖いのは
何かのミスで壊れたファイルが偶然開けちゃったら…

Dreaming!Dreaming!
かおりのプレゼント 拡張子は ".smell" ".smell"
ステキな臭気送ってあげる
Floral!Floral!
かおりのプレゼント 拡張子は ".smell" ".smell"
破損ファイルからおかしなニオイ
消臭ファイルも買っておいてね

ちょっと手の届かない高級フレグランスも
ほんの数キロバイト
調合の情報が簡単にマネ出来ちゃえば
現在の価値観、ちょっと危ういかもね

某社の規格 .flaver は
再現度高いけど、買うと高いから
断然フリーな ".smell"

Dreaming!Dreaming!
かおりのプレゼント 拡張子は ".smell" ".smell"
好きなニオイを プロフに添えて
Floral!Floral!
かおりのプレゼント 拡張子は ".smell" ".smell"
ニオイ系に登録したわ
ステキな臭気に出会えますように…

Dreaming!Dreaming!
かおりのプレゼント 拡張子は ".smell" ".smell"
味覚のプレゼント 拡張子は ".taste" ".taste"
触覚のプレゼント 拡張子は ".touch" ".touch"
気持ちのプレゼント 拡張子は ".feel" ".feel"

なんていうか、目の付け所が鋭いというか、普通じゃない着眼点を歌にする才能がマジすごいと思う。
こういう歌を聴くたび、J-POPにはなんでこういう歌がないんだろうと思ってしまうばかりです(´・ω・`)

動と静の均衡

1 件のコメント:
ウィンブルドン:ナダル初優勝 フェデラーの6連覇阻む

うおおおお!芝の王者フェデラーがナダルに敗北……遂にフェデラーの時代も終焉か…!?
しかし試合時間4時間48分とかどんだけwwwwwwwww
世界1位と2位の最強バトルとは言えすごいよな…前の全豪オープンでもフェデラーは5時間近くの長期戦やってたけど、フェデラーはそのメンタルタフネスのおかげで王者に君臨してたんだろうな。でもナダルは冷静なフェデラーとは違っていわば燃え続ける炎な感じ。今回はそれで押し切った、と言う印象があるな。さて、今後どうなるか。

ウィンブルドン選手権12日目 ヴィーナス・ウィリアムズが単・複2種目制覇!

こっちもこっちで姉妹パワー対決してるし…なんだよ、最近のテニス界は波動球並のパワーテニスが主流なのか?


新卒技術職・研究職の深刻な「採用」氷河期の到来

こういうのを読んでると色々と考えざるを得なくなるわけだけれど。
少なくとも、文系か理系かの二元論で話が進んでる以上、それ以上内容は発展しないだろうな、と思う。抽象的な区分はどこかで具体性を失うものだ。
例えば僕は今はIT関係の職についているけど、これって文系でも理系でもない。「理系っぽい」けど、「文系っぽい」ことも多くしている。
まあそんなITな話なんかはどうでもいいとして、文理と学生という関係に着目して話すのならば、どうもズレてるとしか思えない。
今の学生はどうか知らないけど、少なくとも僕は高校での文理の選択はほぼ「どっちのほうが勉強せずに済むか」と言う理由だけだった。その頃は将来就きたい職業なんか漠然としかなかったし、それに文系理系って言っても「文系は国・英・社、理系は数・理」みたいな単純な区分けでしかなかった。はっきり言ってそういう認識って危険だよな。その認識は後々の免罪符にしかならない。「オレって文系だから数学とか駄目なのよ」ってね。そういうレトリックが僕の計算能力の低さの目くらましになってるからフヒヒって感じなんだけどな。
でもまあ、現実問題はそうかっちりきっちり綺麗に分かれない。
というより、文系にしろ理系にしろ、その区分けは所詮基礎勉強に割く時間の比率でしかない。実社会に役立てようと思ったら実際はどれも勉強しなきゃいけないわけで。その意味では、教科を削るなんていうことをしてる学校の策は愚策だと思う。知識はリンクすることで強化されると言うのに。

高度な文系職は理系よりも数字を弄ってるし、理系職で高度だといわれる人は文系以上にコミュニケーション能力があったりする。
高校生時代は文系に進んだ僕でも、今は様々なデータとの格闘の日々だ。高等数学をもっと真面目にやっておけば良かったと後悔している。
同様のことはあらゆる人に言える。例えば英語が苦手だからという理由で理系を選んだ人がいたとしても、実際問題英語から離れられることは、昨今の現状からしてまあそうない。世の中は英語に包まれてる。

さて、そう考えていくとどうしても一つの疑問に落ち着かざるを得ない。
文理の区分というのは本当に必要なのか?
少なくとも、情報も知識も知恵も少ない高校生の時代にする選択ではないように到底思える。
だけど多くの高校生がそれを必要とされているのは、結局のところ大学受験のためだからに過ぎない。
要するに順序が逆なんだよ。大学受験に受かるために自分の得意教科を発揮できる学部・学科を選ぶんじゃなくて、何をやりたいかを探してから大学受験に臨むべきだ。
と、まあそれは綺麗事。実際「自分は何がやりたいか」なんて疑問に決着がついてる人なんか世の中にほとんどいない。世の中はわからないことだらけで、自分も例外ではないのだから。

選択肢の量は情報の量に比例して、判断は情報の質に比例する。
まあ、ITリテラシーの教育をしないことにはこれからの時代やっていけないだろうね。


そういえば、ご存知の通りアメリカは訴訟社会と呼ばれているぐらい訴訟が多いが、果たしてその理由は如何なるものか?
卒業旅行でアメリカはネバダ州ラスベガスに行ってるときにガイドさんに聞いたんだが、アメリカは弁護士の数が異常に多いらしい。
その理由は定かじゃないけど、まあ人々の憧れの的であったことは一因として確かだろうな。
で、弁護士の数が異常に多くなってしまったもんだから、彼ら彼女らが食っていくためには訴訟がないことには始まらないわけだから、持てる法的知識を総動員してあらゆることを訴訟に結びつける、とのことだ。
日本じゃ弁護士は相談されて始めて訴訟へ動き出すわけだけれど、アメリカじゃ弁護士が誰かと世間話をしているときに「おいおいハニー、それは問題じゃないか。じゃあちょっと訴訟しようか。オレ弁護士だし任せてよ。」な感じで訴訟が起こるらしい。そうでもしないと食っていけないらしい。
まあ恐らく幾分の誇張が含まれてるだろうとは言え、普通にありそうだから怖いなw


紅kure-nai 1 (1) (ジャンプコミックス)
片山 憲太郎 子安 秀明
集英社
おすすめ度の平均: 4.0
3 自分色を出しすぎでは?
3 絵は上等。(少々ネタバレ気味
4 なんでも屋の少年と忌まわしき過去。
5 ニヤニヤ
5 コミック化万歳!


さすがは山本ヤマトさん絵が非常に安定してて銀子可愛いよ銀子(;´Д`)ハァハァ
内容は、紅の小説1巻の後ぐらいの話。たぶん。
小説やアニメそのもののネタバレにはなってないから、紅入門者にはとても良い本かと思われます。
アニメはやけにリアリスティックで、紅子さんもなんか普通の人で、実は夕乃さんが一番強いんじゃないの?って言うような見せ方だったけど、やっぱり小説の強さをベースにしたこの漫画が一番しっくりくる。

ラブやん 10 (10) (アフタヌーンKC)
田丸 浩史
講談社
おすすめ度の平均: 5.0
5 mixiで今日のニュース記事一面を飾りました
5 狭まる選択肢
5 ラブやんがロリやんに!
5 迫りくる恐怖。はぴバースディカズフウウウさ!
5 やっぱりこの漫画が好きだ


失速しない面白さは異常wwwwww
こういう内容の漫画はドラエもん症候群に陥りがちだけど、カズフサを取り巻く環境が変わってきてるあたりで遅々としてても展開があって良い。
この漫画はあらゆるメディアに封殺される漫画だけど、ヲタクとしては普通に面白いんですよねー

未来日記 (6) (角川コミックス・エース 129-10)
えすの サカエ
角川グループパブリッシング
おすすめ度の平均: 3.5
4 萌えてきた
3 物語の行方やいかに
4 加速する由乃のヤンデレっぷり


5巻ぐらいからカヲル君みたいなキャラが出てきてるけど、ああいう冷徹キャラって結構好きなんだよなあ。
しかしマジで由乃たんのヤンデレっぷりが加速しまくりwwww痛いwwwww

ソウルイーター 12 (ガンガンコミックス)
大久保 篤
スクウェア・エニックス
おすすめ度の平均: 4.5
5 表紙で分かる絵の上達
5 アラクネフォビアに進入するよん!
4 やっと12巻!!


いいか、一度だけしか言わないからよく聞いておくんだ。
この漫画の主人公はブラック☆スター。
最後の登場シーンのかっこよさは異常。